八ヶ岳登山 中山展望台1

4月21日に八ヶ岳の中山尾根展望台に行って来ました。この日は高気圧が日本の真中にあり、雲一つない晴れの素晴らしい天気でした。今回の登山の目的は八ヶ岳に登ることでなく、八ヶ岳の主要部を眺める事です。そのために中山展望台を選びました。たいして時間かからないため、日帰り登山です。

スタートは長野県茅野市の美濃戸口です。コースは美濃戸口→美濃戸→赤岳鉱泉→中山展望台で、片道の歩行時間は休憩なしで3時間40分です。今は自家用車で次の美濃戸まで行けますが、車で来ない人はバスで美濃戸口まで来て後は歩きです。昔をしのんで美濃戸口に車を止めて歩くことにしました。下の写真の地図を参考にしてください。地図の一番下が美濃戸で、美濃戸口はさらに下に2.8㎞くらい下った所です。

下の写真…ここがバスの終着点の美濃戸口です。今はここに車を止める人はわずかです。大半は上の美濃戸まで行ってしまいます。でも歩いても1時間の距離です。8時15分に気合を入れて出発です。私が歩いている間、4~5台の車が登っていきました。その時は「アー、車で行けば楽だったかな」と、軟弱な心が弱音をはいていました。

美濃戸に45分で到着し、パンとジュースの軽食を取りながら15分の休憩です。そこから上は一般車両乗り入れ禁止で、実際にラフロード専用の車高の高い四駆しか走ることが出来ません。また下の写真のように所々雪と言うより氷が道路を覆っています。

下の写真…周りの林の地面はコケで覆われています。八ヶ岳のコケは有名ですが、こんな低い所もコケに覆われた場所があります。

50分位で林道は終わり、北沢沿いに登山道を上がって行きます。この道は赤岳鉱泉まで沢沿いに行きますので、急激な登りはありません。下の写真の様に沢沿いに出ると、横岳の稜線の一部が見えてきます。

下の写真…更に近づくと横岳の大同心と呼ばれる、お坊さんに似た大きな岩塊が見えてきます。

下の写真…11時半に赤岳鉱泉に到着でした。画面中央はアイスクライミングの訓練用の氷の滝で、かなり溶けてきています。後は大同心を含む横岳の岩峰です。ここで早昼を食べ、11時50分に中山展望台に向けて出発です。

下の写真…途中の道です。40~50cmの道幅から踏み外すと、膝までズボッと雪の中へ埋まります。この瞬間は重力が抜け、おかしな感覚ですが意外と心地よい感じがします。でもこのなだらかな所では問題ないのですが、急斜面で踏み外すと体のバランスを崩し滑落の危険があります。

下の写真…前方に立ちはだかる黒い尾根が中山展望台がある中山尾根です。この後道は右に折れてこの尾根上を目指してジグザグに登っていきます。この時傾斜がきつくなりましたので、昔のTANIのアイゼンを付けてサクサクと登っていきます。イヤ、実際にアイゼンが雪に刺さる音がサクサクと聞こえますよ。

下の写真…12時半に中山展望台に到着です。標高はこの道標には記してありませんが、約2400mです。眺めは思わずオオーーと声が出てしまいました。青い空と雪山の大パノラマです。

下の写真…その大パノラマをカメラのパノラマモードで撮った写真です。一番左が大同心、中央左のすこし高い岩峰付近が横岳2829m、中央右の大きな山塊が八ヶ岳主峰の赤岳2899m、右端は中岳です。更にその右に阿弥陀岳2805mがありますが、パノラマ写真を3回やっても阿弥陀岳は入りませんでした。そこが残念でした。この山々との直線距離は1~1.5㎞という非常に近い距離です。

次回は個々の山を見ていきましょう。

2018年4月26日 記  カメラ SONY  RX10Ⅳ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。