登山記事が続きましたが、目先を変えてベトナムの旅行記を掲載します。2008年4月、タイ正月のソンクラン休日の時に、ベトナムの首都ハノイに行って来ました。一番の目的はハロン湾一泊クルーズです。ハノイはこの時まだバイクが多く走っていましたが、今はどうなんでしょうね。
下の写真…市内に入っていくと、街路樹で覆われ鬱蒼としたジャングルのようです。この樹はドライマホガニーだそうです。フランス統治時代にアフリカから持って来て植えたそうです。このハノイには建物、料理等にフランスの影響が色濃く残っています。
2日目いよいよハロン湾に向けて出発です。
下の写真…その途中、刺繍の工房があるということで立ち寄りました。ハードンの刺繍工房です。中には大勢の若い女性が熱心に刺繍をしていました。男性も少しながら混じっています。壁には作品がたくさん並んでいました。でも、このプラスチック製の椅子で一日仕事は疲れるでしょうね。
下の写真…こんな感じで刺繍しています。この製作中の刺繍は、これから行くハロン湾の風景を縫い込んでいます。手元には原画の写真が置かれ、これを見ながら刺繍しています。
下の写真…2時間くらいでハロン湾に到着です。乗る船はフランス統治時代の1900年代初めころフランスで建造され、ハロン湾でクルーズしていた「エメラルド号」の複製です。割と大きな船で接岸が厳しいのか沖合で停泊していました。12時30分に乗船です。小型船に乗って近づいていきます。
下の写真…だいぶ近づいてきました。その姿を見て、おやっ? と思いました。何だかわかるでしょうか。ここは船の船尾です。巨大な白い水車があります。この船はスクリューでなく、水車が回転することによって推進力を得ているのかな? 本当にそうなら正に昔風の船、船尾式の外輪船ですね。こんな船に乗るのは初めてです。優雅な船旅が期待できます。でも日本にも琵琶湖で「ミシガン」「ビアンカ」という外輪船が運航しています。
船室は103号室、まあまあの広さでしたが、写真はなぜか撮りませんでした。そして一泊のクルーズ代は250$でした。
下の写真…近くを別の船が進んでいきます。帆船風の姿ですが、推進力はスクリューです。観光船はほとんどこのタイプの船でした。こちらの乗り心地はどんなでしょうか。
下の写真…湾の一角に場違いな大きな客船も停泊していました。多分ツアー客が別の小さい船で、ハロン湾をクルーズしているのでしょう。翌日もまだ停泊していました。
下の写真…船内にあったハロン湾の地図です。地図の中の上の海岸の真ん中のちょっと凹んだ所が現在地です。ここはハノイから東に100㎞です。この湾の南東遥か250㎞沖には中国の海南島があります。ハロン湾には大小3000もの島があるそうです。そして大半は無人島だという事です。その理由はだんだんと分かってきます。それまでお預けという事にしましょう。
下の写真…いよいよクルーズのスタートです。画面左の他の船も同じようにハロン湾の中に向かって進んでいます。画面右の小さな船も観光船のようです。波はほとんどなく船体は揺れません。微かにエンジンの振動が伝わってくるくらいです。
下の写真…3階の展望デッキです。ベトナムの雰囲気のある竹製の椅子がありますが、乗客はまだデッキまでは出てきていません。
次回からハロン湾の核心部に入っていきます。お楽しみに!
2017年9月22日 記 カメラ 富士F FinePix F50fd, CANON PowerShot S5 IS
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