タイの代表的な花のハスについての記事です。ハスはピンク色と白色と2種類ありますが、今回はピンク色のハスです。ところで以前紹介したスイレンとハスの違いは何でしょうか。判る方は結構な花通です。
それは葉っぱが水面に浮かんでいるのがスイレンで、水面から突き出て葉っぱが開いているのはハスです。それではハスの写真を若い順に並べてみました。
下の写真…蕾から開きかけたところです。初々しさがあります。人で言うと16~18歳という所でしょうか。
下の写真…だいぶ開いてきました。ここら辺の開きが一番美しいかもしれません。ここに載せた全ての写真のハスの花は、立派な庭園にあるものでなく、タイの田舎の名もない小さな沼に咲いているものです。
下の写真…いやいや、このくらい開いた方が最も美しいと感じる方もいるでしょう。
下の写真…まてまて、このもっと開いた方がきれいに見えないかいという方も出てくるでしょう。意外と私はこの方に一票を入れたい気もしますが、皆さん如何でしょうか。花びらを透き通るピンク色の光が柔らかく感じ、お釈迦様の極楽世界を彷彿させるように思いませんか。更に言うと黄色のメシベがお釈迦さまで、まわりのオシベは衆生のような気もしてきます。
下の写真…もう花びらが散る寸前です。さすがにこれへの一票はないと思いますが、分かりませんね。この後は花びらが散って、真ん中の黄色い部分が残りますが、緑色になります。そしてその中の小さい穴の中に種が出来、食べることが出来ます。意外と美味しいですよ。
ところでベトナムのハス茶を皆さんご存知でしょうか。ハスの良い香りのするお茶です。以前テレビで詳細に放送していました。上の最初の写真の花の開きより前の、開く寸前くらいのハスの花を摘み取ります。そして無残にも花びらをすべてむしり取って、オシベの先にある葯(やく)を摘み取ります。葯は最後の写真で見える白い部分です。それをお茶の葉に混ぜて24時間寝かせます。
そしたらそれを蒸して乾燥させ、また葯をまぶして同じことを7~8回繰り返します。お茶を1㎏作るのに1000本のハスの花が必要だそうです。効能はリラックス効果や安眠効果などがあるようです。ベトナムのタイ湖産のハスを使ったお茶が最高級品だという事です。飲んでみたいものですね。
2017年7月14日 記 カメラ CANON SX60HS
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