茅ヶ岳登山 

ヒマラヤ ゴーキョトレッキングシリーズ が長く続いたため掲載の機会を逸してきましたが、去年9月26日に山梨県韮崎市にある茅ヶ岳に登ってきました。この山はあることで超有名な山ですがお分りになるでしょうか。答は後程出てきます。

下の写真…中央自動車道の山梨県の韮崎ICを出ると、韮崎ー昇仙峡線にぶつかります。それを昇仙峡方面に右折して坂をずっと上っていきます。6~7㎞ほどで画面中央の現在地すなわち登山口に到着です。車は30台ほどは駐車出来、トイレもあります。この案内板もここにあり、付近の概要が分かります。

下の写真…更に登山道の案内板もちゃんとあります。登る道は画面ほぼ中央の女岩を通るコースで、2時間半で頂上到着です。でも女岩って何? 男岩もあるのかなー?

下の写真…駐車場から200mほど林道を歩いて、右折です。その右折した直後の登山道の様子です。この時は画面左の林に大規模太陽光発電システムを工事中で、切った木を道端に置いてありました。道幅は2mくらいあり広いですが、石がたくさん転がっていて歩きにくかったです。

下の写真…女岩までは谷底コースです。そのためうす暗くヒンヤリしています。真夏は快適なコースでしょうね。

下の写真…女岩の手前50mです。注意書きによると、落石が多くて進入禁止との事です(2012年より)。登山道はここで画面右の斜面を上がって行きます。しかし切り開かれたばかりの道で整備がまだ不十分なためと、平均斜度40度くらいの急坂のため、かなりしんどい登りになります。そのため雨で道が濡れていると、特に下りの場合には危険な道になります。

下の写真…迂廻路から見下ろした女岩です。基部はちょっとした穴になっているように見受けました。ここでは清水が出ていたようですが、今は行けないため飲み水の用意は必須です。

斜面に所々大きな木があります。ミズナラの木でしょうか。

下の写真…40分位で尾根に到着です。画面左は茅ヶ岳への登山道ですが、右に10mくらい行った所にちょっとした岩場があり、展望が良かったです。

下の写真…その岩場からの展望で金峰山、瑞牆山方面です。雲がかかって頂上は見えません。ここは紅葉が始まっています。

下の写真…茅ヶ岳頂上方面です。まだ、もうひと踏ん張り歩く必要がありそうです。

下の写真…さて初頭の問題のこの山の有名な事は何でしょうの答えです。先の尾根の出会いの所から5分位登った所に、深田久弥終焉の地の碑がある事です。深田久弥は「日本百名山」を書いた作家兼登山家です。1971年3月21日に、この茅ヶ岳を登っていた深田久弥は、頂上直前のこの地で脳卒中で倒れて亡くなりました。68歳でした。ご冥福をお祈りして、頂上まで後ひと踏ん張りです。

下の写真…出ました。茅ヶ岳頂上1704mです。2時間5分で到着です。でも、あれ? という感じです。この日は高気圧が日本の真ん中に来ているはずですが、周りの山々は雲に隠れています。頂上には他に5組ほどの登山者がいましたが、こんなはずではなかったという雰囲気でした。

下の写真…北には画面左の金ヶ岳1764mと右にその南峰が見えました。

下の写真…諏訪方面を眺めました。八ヶ岳連峰の裾野は見えますが、上は雲で見えません。南アルプスも雲の中、富士山も見えません。ここまで眺望がないと、もう一度アタックする必要があります。

下の写真…頂上からの金峰山、瑞牆山の風景です。

下の写真…瑞牆山がはっきり見えてきたので、ズームアップしました。瑞牆山は大きな花崗岩の巨岩を、巨人が積み上げたような山です。。画面中央少し右奥の、雲に隠れそうな山は小川山2418mです。

下の写真…頂上でお昼を食べながら1時間ほど粘りましたが、雲が晴れていく様子はありません。意を決して下山開始です。来た道でなく、真直ぐ下りる尾根コースを選びました。下山開始してすぐに出会った花、トリカブトです。猛毒植物ではありますが、紫色の花はきれいですね。またこの花のハチミツも毒があるという事で、養蜂家はこの花の時期や咲いている場所を避けて蜜を集めているという事です。

下りは下まで20~30度の傾斜が続いています。意外と足が疲れました。登りに使うには変化がなく、結構つらい登りになりそうです。1時間半で登山口の駐車場に着きました。雲のない良く晴れた日にもう一度登りたいですね。

2018年5月14日 記  カメラ SONY RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。