2009年10月にタイ北部のチェンライに旅行しました。グーグル地図のチェンライです。バンコクからチェンライまでは約1時間のフライトです。直線距離で北方向に約780㎞です。故郷がチェンライの人が昔はバイクで丸1日かかって帰郷したそうです。そのバイクも90~120㏄です。昔のタイ人は根性がありました。さて、1日目はゴルフです。サンティブリというゴルフ場で、バンカーだらけの狭いコースです。結果はスコア104でした。へたくそですね。
下の写真…2日目から観光です。お寺です。当時は知る人ぞ知るというスポットでしたが、現在はかなり有名になったようです。全身?真っ白なお寺。その通名はホワイト寺院です。正式名はワット・ロン・クンといいます。最初見た時は「なんだ?これが寺?」と言葉が出てきてしまいました。
お菓子の国のケーキのお城。白いクリームをベタベタ塗って。でも細工が細かい。ケーキではここまでの仕上げは出来ない。故に本物の寺だ。と思考がゆっくり進んでいきました。池の噴水も凄いですね。
下の写真…ホワイト寺院への橋?の入口です。仁王様が二体お出迎えです。ちゃんと阿吽の形をとっています。左の仁王様は阿形で、地獄の鬼が持っている金平糖を細長くしたような棍棒を持っています。右の仁王様は橋を渡る人を指さし、悪事を働いた人間は首を切るぞと、蛮刀を振りかぶっています。マー、善良な人しかここは通れないようです。
下の写真…前の青いシャツの人は仁王様の尋問に合格したようです。次は私の番ですが、どうしよう。困ったな。子供の頃は昆虫をたくさん捕って死なせてしまったし、高校生の頃は夜眠れなくて、お袋の赤玉ポートワインをこっそりのんでしまったし、いろいろ悪いことをしてしまったなー。と思いつつ仁王様の前に立つ私がいました。
でも、仁王様は片目をつぶって何も言わずに通してくれました。中々心の広い仁王様でした。
下の写真…寺院の入口です。中は大勢の人で溢れています。それと写真撮影禁止の看板がありました。そんなんで中に入るのは遠慮させていただきました。
下の写真…外からの写真です。これでもかというくらい装飾が施されています。屋根の装飾も見事なものです。羽の生えた龍のようですが、象の鼻を持った龍もいて面白いですね。
下の写真…あまり人の行かない寺院の横に行って写真を撮りました。惜しむらくは屋根のてっぺんの鐘?笠?九輪です。これだけは工夫もなく取って付けた様な感じで、全体との整合性がありません。むしろ無い方がカッコいいと思いますけどね~。
下の写真…ホワイト寺院の一角に燦然と輝く建物があります。ホワイト寺院でなく、ゴールデン寺院ですかね? 皆さん何だと思いますか?
答えは、金閣寺ならぬキン隠しがあるトイレでした。見た目は世界で一番豪華なトイレでしょう。でも、温水便座は有りません。普通の機能のトイレです。でも、タイ人は凝りだすと、とことん突き詰めて実現させていきます。この寺にしても、トイレにしても日本人では出来ない発想です。
下の写真…次はメー・ファー・ルアン ガーデンです。チェンライから北に直線距離で約40㎞のところにあります。メー・ファー・ルアンとは皇太后という意味です。その姿が下の写真の中の写真にあります。故皇太后が造園にかかわった庭園で、山の峰から斜面にかけて色とりどりの花が咲いています。
下の写真…いきなり大きな葉っぱです。右下の赤い花はアオイ科のタチアオイだと思います。それと比べてもいかに巨大かが分かります。もしこの葉っぱが食べられれば、一枚で一週間分の野菜炒めが出来てしまいますね。ところで以前紹介した、南国の花ハイビスカスはアオイ科の花でした。知らなかったなー。
下の写真…この時目にしたのが初めてでした。コーヒーの実です。赤く熟した実を採取します。その実の果肉は甘くておいしいとの事です。取って食べてみればよかったなー。残念。この中に種が入っていてコーヒーの生豆になり、それを焙煎して普段見るコーヒー豆になります。
ついこの間までの?学生時代は、サイフォン式でコーヒーを入れていました。アルコールランプで水を加熱し、沸騰したお湯が下部のフラスコ?から上部のガラスのフィルター部に上がり、ボコボコとコーヒー豆の粉をかき回します。少ししてアルコールランプを消すと、透き通ったブラウン色のコーヒーが、静かに下のフラスコに下りて溜まっていきます。この間、無心で、とても静かな時が流れていたのを思い出しました。その後、バッハ、ビバルディなどのクラシック音楽のレコードをかけて、ゆっくりとコーヒーを飲んでいたものでした。何と優雅な時を過ごしたことか………。あの頃に ♪帰りた~い 帰れない… それでは次回に続きます。
2018年4月2日 記 カメラ CANON PoewrShot S5 IS
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