ヒマラヤ ゴーキョトレッキング4-1

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング3-3 の続きです。

下の地図…10月27日、トレッキング2日目です。ジョルサレ2740mからナムチェ3440mまで赤線のルートを歩きます。2回目の川を渡った後、かなりきつい登りがあります。

下の写真…朝食はチャパティ、ゆで卵を食べて元気いっぱい8時5分に出発です。ロッジを出てすぐに、深い谷間の向こうに雲の上に聳える高い山。クンビーラ山5765mです。

下の写真…望遠で撮りました。こちらの山は日本の山と違って、大きな岩の塊です。この山のふもと、雲のある下にはクムジュン村があります。帰りにはそこに連泊して楽しい体験をしてきました。その体験はその時に載せます。

下の写真…道は1回川を渡って川沿いを進んでいましたが、突如高い所に吊り橋が見えてきました。それも2つも! この吊り橋は有名なのか地図には名前も書いてあります。ラルジャ ブリッジ(Larja Bridge)といいます。この写真を撮っている場所は例の石のベンチの休憩所で、10人ばかりいて皆写真を撮っていました。ある女性はこの場所で逆立ちして、バックに吊り橋を入れて仲間に写真を撮ってもらっていました。

画面右には吊り橋まで登っていく石段があり、重い腰を上げた皆さんが必死になって登っていきます。ヒマラヤでは当たり前の風景ですが、登るトレッカーにとっては「ア~、またしんどい登りか~」とウンザリします。でも山に来たのだからしょうがないでしょ、と言われてしまいますね。


この吊り橋の高さは低い方で100mくらい、高い方は150mくらいでしょうか。低い橋は現在は使われてなく、新しく架け替えた高い方の吊り橋を渡るとの事でした。渡り心地はすばらしく、ゆらゆら、ふわふわと天国を歩いている気分です。この吊り橋の恐ろしい点は、下の吊り橋は見えるかなとつい下を覗いてしまう事です。中には足が止まってロープにしがみつく人もいましたよ。

下の写真…何とか橋を渡り切りました。牛の隊列が皆が渡り切るのを待っています。人同士のすれ違いは出来ますが、牛やロバが通る時はすれ違いは出来ませんので一方通行です。場合によっては30分位待たされることもあるようです。奥に雪山が見えます。

下の写真…この雪山はタウツェ6495mです。画面では見えませんが、この山の麓にはポルツェ村3810mがあります。3日後にその村近くを歩くことになります。

下の写真…タウツェ6495mのアップ写真です。この山は水平な地層があります。ヒマラヤ山脈は4000~5000年前に、インド大陸がユーラシア大陸に衝突したときに出来たといわれています。その時この山は海底の堆積岩が水平のまま持ち上げられたのでしょう。そういう成り立ちのためヒマラヤでは、海底に住んでいたアンモナイトの化石などがたくさんあり、お土産にも売られています。

下の写真…橋から下流域を見たものです。こういう大きい岩の崖は至る所にあり、この上は4000mの山になっています。でも4000mの山なんてここの人たちは山と思っていません。なぜなら牛の放牧地に使っている牧場ですから。

下の写真…周りの風景を撮っていたら、待っていた牛の隊列が橋を渡り始めました。こちらも写真を切り上げて、画面左に向かって行きます。これからしばらくは急登になります。写真撮っている余裕はありません。

下の写真…15分ほど必死に登った所でガイドさんが立ち止まり、道の脇に微かな足跡がある道に入れというではありませんか。どうも秘密の展望台らしい。エベレストが見えるというのですぐにその道に入りました。10m程入ると樹間から雪山が見えます。カメラの望遠をアップして確認したところ、待望のエベレスト8848mでした。「オー、見えた。エベレストだー!」感激の一瞬でした。第一目標達成ですが、モー少しはっきり見えた方がいいですね。それは次回のお楽しみです。

2017年12月9日 記  カメラ SONY  RX10Ⅲ

次の記事 ゴーキョトレッキング4-2

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。