このブログを見ていると南国の鳥はカラフルというイメージになってしまいますが、黒色系の鳥も何種類かいます。この写真の鳥はちょっと青みがかった黒色で、英名を[Greater Racket-Tailed Drongo]といいます。大きなラケット状の尾を持ったオウチュウという意味です。日本名は「カザリオウチュウ」で、特徴のある長い尾をカザリと表現したのでしょう。大きさは30~37cmです。以前「タイの灰色の鳥 2」で紹介した「灰色オウチュウ」と同じ仲間です。
オウチュウは漢字では鳥秋と書くそうです。が、名の由来は分かりません。飛び方は独特です。言葉にするとフワフワとかヒラヒラという感じで飛びます。ある時なんかは昆虫を捕らえるためでしょうか、空中でホバリングに近い飛び方をしていました。その時は長い尾羽が空中にヒラヒラと舞って優雅な感じでした。マアー鳥自身は必死だったでしょうけど。
下の写真を見てください。尾羽が1つしかありません。枝に引っかかって取れたのでしょうか。それとも鳥同士の戦いで取れてしまったのかな。それにしてもこの長い尾羽の目的は何なのでしょうか。この鳥を見ていると何故か提灯アンコウを思い出します。この羽をヒラヒラさせて昆虫をおびき寄せるのかな?まさかそんなことはないでしょうね。それとも空中で昆虫を捕らえるとき、この尾羽で昆虫を錯乱させて捕食し易くするのでしょうか。それともただのカザリですか。
下の写真は鳴いていますが、メスを呼んでいるのかハッキリしません。このオウチュウの仲間に、他の動物の発声する警戒の声のまねができるそうです。そういう場面かもしれません。後日その鳥についての投稿をする予定です。
2017年3月8日 記
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