タイの黄色の鳥３-2

タイの黄色の鳥３-1　の続きです。

下の写真…この鳥「キンイロコウヨウジャク」はオスが巣を作ります。灌木の枝に草を巻き付け乍ら作っていきます。私が写真を撮りながら観察して分かったことは、このような巣を作った段階で、メスはこの家を見学に来ます。

下の写真…これが家を偵察に来たメスです。そしてこの家が気に入ったときは、近くにいるオスを呼び寄せます。「あなたの作った家が気に入ったよ。結婚しましょう！」なんて言っているのでしょう。

下の写真…オスはメスの元に一目散に駆け寄ります。この写真は、お互いの気持ちがよく分かるような気がします。特にオスが必死で飛んでくるのがよく分かります。このメスがOKを出した瞬間を逃したらメスは他に行ってしまうかもしれません。

下の写真…この結婚は数秒です。ずーとカメラを構えていたのでこの一連の写真を撮る事が出来ました。本当に偶然のシャッターチャンスでした。

下の写真…その後はオスはひたすら家を作り続けます。草を枝に巻き付けてしっかりと作っていきます。

下の写真…多分こういう作り方は教わったものでなく、遺伝で獲得しているのでしょう。遺伝子とはいったい何なのでしょうね。遺伝子は誰が造ったの？　いつ作ったの？　そもそも生物って何？　謎だらけですね。

下の写真…巻き付けている草の長さが終わりで短くなると、他の草に巻き付けて止めます。

下の写真…こうして完成した巣です。これで4組の夫婦の家が出来、家庭が出来るわけです。この写真の中にはありませんが、一番最初の写真の段階で終わった巣も見かけられました。つまりどのメスもお気に召さなかったという事でしょう。でもたぶん可哀相なオスは別な所に巣を作って、この家は如何？とメスを呼んでいたかもしれません。いずれにせよオスは必死でメスを呼んでいます。人間界と似ていますね。でも人間界では家を新築してお嫁さんを呼べるなんて普通では無理ですよね。

2018年3月24日　記　　カメラ　CANON  SX60HS

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