八ヶ岳登山 中山展望台2

八ヶ岳登山 中山展望台1 の続きです。

下の写真…24mmの広角で撮ってもこのくらいしか入りません。一番左が大同心の岩塊で右の方が横岳2829mの主要部になります。この山は急峻なため雪の付着が少ないようです。頂上は狭い尾根道で高所恐怖症の人は歩くのがつらいかもしれません。

下の写真…上の写真の左半分をアップして撮りました。左に大同心、少し開けて右の小さい岩塊が小同心です。大同心が和尚さんなら、小同心は小僧さんですね。

下の写真…大同心のみのアップ写真です。この岩場はロッククライミングのターゲットです。登るための足場や手掛かりは有りそうですが、素人には恐ろしくて登れません。でも和尚さんの頭に乗るのは罰当たりの気もしますが、マー、岩だからいいかという感じですね。この岩塊は地下のマグマが固まって周りの岩石が崩れ落ちて出来たのでしょうか? ア!この岩場の一番左下に、オレンジのヘルメットに赤いヤッケを着たクライマーがロッククライミングしています。拡大すれば皆様の画面で見られると思います。いかに岩が大きいか実感できると思います。

下の写真…大同心の右隣の小同心のアップ写真です。ここもロッククライミングの対象になっています。画面ほぼ中央にロッククライミングしている二人のパーティーがいます。これも拡大して見てください。この二人も赤系のヤッケを着ています。

下の写真…画面中央付近が横岳2829mになります。ちょっと前の?私が若い頃、3月に八ヶ岳登山に来ました。その時は美濃戸口から行者小屋にはいりました。そこで同年代位の二人のパーティーと仲良くなり、一緒に横岳へ登ることになりました。そのルートがこの画面の左側付近を直登して横岳に出るコースでした。でも登山道は有りません。最初は緩やかですが、そのうちに指数曲線的に角度が急になり、絶壁に近い所は横にあった岩を胸で抱えて、岩場に凍り付いた僅かな雪の上に、アイゼンの前歯だけを食い込ませて登るなど、かなり危ない橋を渡っていたと思います。素人がこんなルートを登ってはいけませんよね。プロの人なら何でもないコースだと思いますが。今でも反省をしています。

下の写真…左の山が八ヶ岳主峰の赤岳2899m、真ん中は中岳、右は阿弥陀岳2805mです。赤岳までは直線距離で1.5㎞、阿弥陀岳までは1.1㎞という近さです。

下の写真…阿弥陀岳の北斜面です。この斜面の反対側に阿弥陀岳の南稜ルートがあります。かなり厳しい岩場もあり、今年3月25日には7人パーティーが滑落し、3人が亡くなっています。百名山にはなっていませんが玄人好みの山で、山頂付近は急な岩場が多く初心者が気軽に行く山ではありません。この山では2015年2月に滑落で学生さん2人が亡くなり、2016年3月に雪崩で一般人1人死亡、2017年2月に滑落で学生さんが1人死亡と、毎年死亡事故が発生しています。

下の写真…主峰の赤岳です。岩の黒い所と雪のある白い所の模様が、「江戸切子」(カットグラス)の模様のように見え、中々の自然の芸術品ではないでしょうか。「八つ切子」とでも申せましょうか。この画面の下には見えませんが行者小屋があります。一般的な登山ルートは画面右に見える細長い尾根(文三郎尾根)をのぼって赤岳の右肩の広い雪原に出ます。そこから赤岳山頂を目指します。拡大すると文三郎尾根を歩いている人も4人ほど見えます。また頂上にも何人かいます。頂上は二つ見える小山ではなくその右の奥です。拡大写真を次に載せます。

下の写真…拡大した赤岳山頂です。標識や人もはっきりと見えます。この天気なら頂上からの眺めは最高でしょうね。

帰りは展望台13時15分発→美濃戸口着16時30分でした。正直言って帰りの方が足が辛かったです。去年のヒマラヤトレッキングで約2週間歩いて鍛えた足はすでになまって元に戻っていました。また最初から出直しですね。

2018年4月29日 記  カメラ RX10Ⅳ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。