タイのトンボ の続きです。
緊急にブログに公開です。4月18日の朝、いつも外に設置してある温度計をチェックしようとした時です。温度計に葉っぱがくっついているではありませんか。取り除こうとしたらモソモソ動くではありませんか。あれ?これは虫?? 木の葉虫??? 慌ててカメラを持ち出して撮りましたが、後で見たら手が震えていたせいで写りがよくありませんでした。これらの写真は夕方もう一度撮った写真です。それまで逃げないでよくじっとしていたものです。
日本には葉っぱに似た「木の葉蝶」はいますし、私も何度か見かけています。しかし「木の葉虫」は生まれて初めてです。木の葉虫は東南アジアなどにはいますが、大型で60㎜~110㎜くらいの体長です。見つかり難いですが、大型なので存在が分かる人には分かります。しかしこの見つけた虫は29㎜くらいの大きさで、山の中ではまず発見は困難と思われます。たまたまこの金属の上に止まっていてくれたから分かったようなものです。一応日本にはコノハムシはいないことになっています。
私の観察では蝶でも蛾でもないように思えます。コノハムシではないとしたら何の虫でしょうかね? 昆虫専門の先生ならこの虫はコノハムシでないよと言われるかもしれません。もしコノハムシでなかったとしても、枯れた葉っぱに擬態した面白い虫ですね。
この温度計のすぐ横にはドウダンの木があり、その下にはサツキの垣根があります。どちらの木も葉っぱは小さくて、この虫の擬態は違和感がないように思えます。写真には撮りましたが、標本にするのはやめておきました。もし貴重な昆虫でしたら尚更自然のままにしておかなければなりませんから。でもひっくり返して裏の写真を撮っておけばよかったかな~。
追記(2018/11/18) コメントで「虫好さん」が、この虫は「テングアツバ」という蛾であることを教えてくれました。さすがに虫好さんですね。もやもやが取れてスッキリしました。ご教授本当にありがとうございました。
2018年4月20日 記 カメラ RX10Ⅳ
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蛾で、
テングアツバだと思います。