タイの赤トンボ

タイにも赤トンボがいます。夕焼け小焼けでなく、強烈な太陽の元で生息しています。

下の写真2枚…全身真っ赤な赤トンボで、調べた所「タイリクショウジョウトンボ」です。日本には「ショウジョウトンボ」がいます。その見分けは「タイリクショウジョウトンボ」は腹部(トンボのお尻)に細い黒い筋が入っています。画面でも確認できます。正に美しい代表的な赤トンボですね。

少し難しい話になりますが、人間は食物を消化して血中にブドウ糖(グルコース)を送りこんでエネルギー源とします。しかしトンボやハチなどの昆虫は食べ物を消化してトレハロースというブドウ糖を2分子くっつけたものをエネルギー源とします。人間のブドウ糖の血糖値は100~200㎎/dLに対して、昆虫のトレハロース血糖値は400~3000㎎/dLという高濃度です。

昆虫のトレハロースはブドウ糖の2倍のエネルギーで尚且つ高濃度の為、小さくても激しい動きや長距離の動きが出来るものと思われます。どうして人間の血糖値は昆虫に比べて低いのですかね。昆虫と同じくらいなら超人になってしまいます。これについては別の機会に記述する予定です。

下の写真…これらのトンボを撮った場所です。タイのカオヤイ国立公園脇のゴルフ場です。池は5つあり、この池は2番目に大きい池です。7番ホールパー5で画面左にティーグラウンドがあり1打目でここまで来ます。画面奥の池の向こうがグリーンで200ヤード以上あります。2打目で池越えのグリーンを狙う人はあまりいません。見えませんがその奥も池です。わたしもおとなしく左の池の縁を回って行きます。その時に池の縁をトンボや鳥の姿を探しながら歩いていきます。

下の写真…ここは4ホール目にある池ですが、いつもとちょっと違う赤トンボが勢いよく飛んでいました。名前は分かりません。ちょっと止まった所を何とか撮れました。鮮やかな赤い腹広のトンボです。大きさは上の写真のトンボと同じくらいの大きさです。日本では「ハッチョウトンボ」の雄の赤いトンボに似ていますが、大きさが全く違います。写真のトンボは普通見られる大きさです。しかし「ハッチョウトンボ」は日本最小のトンボで大きさは1円玉くらいしかありません。

下の写真…このようなあか抜けないトンボもいます。このトンボは調べたところ「ヒメキトンボ」ではないかと思います。このトンボもあまり見かけなかったように思います。

2018年7月12日 記  カメラ CANON  SX50HS

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。