霧訪山 登山 1 の続きです。山頂からの眺めを広角から望遠にしてみます。まず南アルプスをアップしてみましょう。南アルプスの北から見ます。
下の写真…画面中央の左は甲斐駒ケ岳2966mです。右は仙丈岳3032mになります。画面一番手前の黒い山は、辰野の王城山1027mから北に続く山塊です。
下の写真…三角形の甲斐駒ケ岳を更にアップです。望遠550㎜くらいです。更にその奥に鳳凰三山の地蔵岳、観音岳も見えます。
下の写真…仙丈岳です。そして画面左端付近に三角形の山が奥に見えます。日本第二位の高度の北岳3193mです。この山は長野県側からは中々見られません。
下の写真…さらに南に目を転ずると、南アルプスの中央部にある塩見岳3052mが見えます。
下の写真…更に南には中央左の山が荒川岳(悪沢岳3141m日本5番目、中岳3084m、前岳3063m)で、中央右の山が赤石岳3121mで日本第6番目になります。更に南も見えるのですが霞がかって見ずらいため割愛します。
下の写真…目が疲れたので、カメラをいったん頂上へ戻します。霧訪山頂上の神社です。
その神社の右後ろに「オキナグサ」が咲いていました。昔は頂上は群生地だったようですが、今は自生の物はこの写真の株だけで、山頂の一角に2坪ほどの場所に種をまいて保護しています。
下の写真…南南西方向に御嶽山が見えます。そこで御岳山大権現の石碑があった意味が少し理解できます。
下の写真…さて北アルプスです。穂高連峰がはっきり見えます。一番高いのは奥穂高岳3190mです。南アルプスの北岳の隣の間ノ岳も3190mですので、この2つの山が日本第3位の高度の山です。
下の写真…もう少し北に目を転ずると、画面右端に槍ヶ岳3180m日本第4番目が見えます。よって霧訪山からは日本の山の高さが2~6番目の山が見えるという素晴らしい山です。
充分展望は楽しみました。帰りは山頂から来た道でなく、南の尾根道を選びました。最初は快適な尾根道でしたが左折して斜面を降りる道は大変でした。斜度が40~50度くらいで、滑ってずり落ちてしまいます。何とか20分くらいかけて下の林道に降りました。
下の写真…快適に林道を下っていくと、先の所で何か黒いものが林道の斜面の上に駆け上がっていきました。ゆっくりとそこへ忍び寄るといました。ニホンカモシカのお爺さんです。崖の上に立ってじっとこちらを見ています。慌ててカメラのピントを合わせますが、1枚目は草や木にピントが行ってアウト。2枚目は無理と目一杯に拡大したところ、ピントOKでこの写真が撮れました。過去にも2度ほど撮ったことはありましたが、この写真が最高でした。
下の写真…3枚目と思ったところで、カモシカは急に上に登っていきます。もう撮れないかと思ったらまた立ち止まりました。こちらもカモシカの全身が見えるところまで林道を少し移動です。なんとかピントが合い、3枚撮れたそのうちの1枚です。今度はこちらの方からカモシカお爺さんにサヨナラして林道を下っていきます。
下の写真…もうすぐ朝登った登山口に着く手前で、「シャガ」の花が森の中で白く輝いて咲いていました。黒いカモシカさんの後に白い花とは、自然はうまく場面を配置してくれていました。
2017年6月4日 記 カメラ SONY RX10Ⅲ
次の記事 池山 登山
コメントを残す