7月~8月は色々な昆虫が樹液を吸いにどんぐりの木やダケカンバの木にやってきます。子供の大好きなカブトムシもいます。私も子供の頃はカブトムシを取りに林の中を彷徨っていました。多い時はバケツ半分ほど取り、友達に配ったこともありました。でも今は自然の野山ではあまり見かけなくなりました。
下の写真… カブトムシの他にはキアシナガバチ、コガネムシの仲間のシロテンハナムグリ、そしてハエまで来ています。
下の写真… 蝶は花の蜜を吸うのが普通ですが、蝶の種類によっては樹液を吸いに来ます。ルリタテハがやって来ました。
下の写真… スミナガシという少し大きな蝶もやって来ます。蝶は弱い昆虫という感覚がありますが、この姿を見ると意外とそうとも言えません。大きく羽を広げて樹液の出る場所を占有し、他の昆虫の邪魔が入らないようにしています。
下の写真… 別の場所でカブトムシが一人で一所懸命に樹液を吸っています。
下の写真… そこへオオスズメバチが飛んできて、その樹液を横取りしようとしました。オオスズメバチは多分に自分が一番強いと思っているのでしょうし、まあ、そうなのですが。
下の写真… そのチョッカイを出し始めて13秒後、普段はおとなしいカブトムシが反撃に出ました。ツノでオオスズメバチを放り投げたのです。オオスズメバチは焦って、まさかというような顔をしている様に見えます。この場面を動画で撮れば良かったのですが、まさかこのような展開になるとは私も思いもしませんでした。
下の写真… オオスズメバチは仕方なく別の場所に行きます。が、そこはカブトムシの雌を始め大勢の昆虫がひしめいています。
下の写真… なんとか少し場所を開けてもらって樹液を吸えるようになりました。お母さんカブトムシはやさしいのか、誰が来ようがお構いなしです。
樹液を吸うというだけで、こんなドラマが展開していたのです。人間界と同じようですね。
2020年10月27日 記 カメラ SONY RX10Ⅲ
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