ボルネオ島旅行1

2013年4月にマレーシアのボルネオ島に行って来ました。小さい頃は南洋の島と聞くと、ジャングルの島で人食い人種がいるなんていう恐ろしいイメージしかありませんでした。実際に行ってみたら今風の普通の南国の島で、ジャングルも大分切り開かれて少なくなっていました。いいことなのか悪いことなのか?

下の写真ー明け方のタイのスワンナプーム空港です。クアラルンプール行きの飛行機に乗って、静かに滑走路に向かっている所です。

下の写真ー飛行機は薄明りの中を離陸しました。しばらくすると厚い雲から出てきた太陽が日傘をさしています。

下の写真ーマレーシアのクアラルンプールに近づいてきます。地上には薄靄がかかっています。地図で見ているとどの国も平たいように感じるのですが、実際はこんな風に結構山があります。

下の写真ークアラルンプール中心地区の上空を通過中です。東京より摩天楼が多く、ニューヨークみたいな感じです。昔の東南アジアの町は粗末な茅葺の小屋というイメージが強かったのですが、今は東京より大都会だという事を再認識しました。

下の写真ー飛行機が高度を下げて、海岸端の街並みがはっきり見えてきました。画面左下は石油関係の設備でしょうか。沖にはタンカーらしき船もいます。

下の写真ー着陸寸前の地上は一面アブラヤシの農園です。このアブラヤシからはヤシ油の代表的な油であるパーム油がとれます。マレーシアは年間2000万トンの生産量で、インドネシアに次ぐ大産地です。日本は採れないので年間60万トンくらいマレーシアから輸入しています。ということはマレーシアで栽培しているアブラヤシの木は、33本に1本は日本のために植えられているという事になります。

日本に輸入されたパーム油は主に食用油として使われ、インスタント食品(ラーメン等)やスナック菓子(ポテトチップス等)に使われています。成分表示では植物油脂類として表示されています。ただ植物油は色々な種類があるので実際に何が使われているかは分かりません。また、パーム油は洗剤にも使用されています。

ただこのアブラヤシ農園は、ボルネオ島などにある熱帯原生林を焼き払って、拡大しています。そのため残っている熱帯原生林はわずかになり、いろいろな貴重な動物や昆虫、植物が姿を消しています。一時期、原生林を焼き払う煙で、シンガポール、インドネシア、マレーシアで喘息等の患者が増えたこともありました。また原生林が少なくなれば、二酸化炭素を酸素に替える能力が衰え、地球温暖化を促進することにもなります。単にアブラヤシの林がたくさんあって植物油が取れるという裏には複雑な問題が絡んでいます。

下の写真ー到着したクアラルンプール国際空港です。一見良さそうな空港ですがこれも問題を抱えています。この空港にはマレーシア航空などのメインの飛行機が使うメインターミナルと、格安航空のエアーアジアが使う第二ターミナルとに分かれています。それもこの当時は連絡通路がなく、エアーアジアに乗る人はいったん外に出て車でそちらに移動しなければなりませんでした。格安航空に対するいじめです。今は改善してきたようですが、最近行ってないのでどうなっているかは分かりません。

下の写真ーその格安航空用のターミナルで、お腹を少し満たしました。夜ならビールやワインがたくさん並びますが、昼間はおとなしくしています。

下の写真ークアラルンプールから再度飛行機にのってボルネオ島のコタキナバルを目指します。ボルネオ島は大きいので3つの国に分かれています。一番面積があるのがインドネシアで島面積の3分の2位を占めています。次がマレーシアで3分の1です。そしてほんの少しの面積だけれどブルネイという王国があります。

下の写真ーボルネオ島に近づいたとき、海にくっきり線が引いてありました。海の中は色々な海流があるそうなのでその境目なのでしょうか。山彦には海彦の様に海の知識や経験がありませんので原因が分かりません。

下の写真ーコタキナバルに到着です。補助翼を精いっぱい広げて下げてエアーブレーキをかけています。

下の写真ーこの黄色い建物が三連泊でお世話になるホテルのGAYA CENTERです。

下の写真ー入口を入った所で、左奥が受付です。このホテルは中国系の人が多く泊まっていたように思います。

下の写真ー夕方、ディナーを食べに外に出て、町の風景を撮りました。交差点にカジキの大きなフィギュアがありました。釣りのメッカなのでしょうか。あとこの写真を見て気付く事はありませんか。街がすっきりとしていませんか。電柱がないためです。街を作る時、最初から電線地中化をしたのでしょう。その時のリーダーの資質によって街ないしは色々な事が左右されるのでしょうね。

下の写真ー海岸端の歩道です。車道より広いくらいに感じます。最初から観光という事を考えています。画面奥には魚市場があります。僕ら一行は更に奥の美味しいレストランに行き、海鮮料理とワインを美味しくいただきました。こうやって一日はあっという間に過ぎていきます。(仕事している日は長いですけれどね。)

2019年2月4日 記  カメラ CANON  SX260HS

前のマレーシアの記事 ランカウイ島旅行1

次のマレーシアの記事 ボルネオ島旅行2-1

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。