オシベの長い花 その1 に続きます。
下の写真…タイのパッタナ ゴルフ クラブに咲いていた「アフリカアカシクンシ」という木の花です。漢字で書くと「アフリカ 赤 使君子」又は「四君子」と書くそうです。花全体が真っ赤でオシベが長く伸び、ちょっと見は赤い毛鞠のようです。常夏のタイに相応しい花ですが、暑苦しさも感じてしまいます。
この木からはコンブレタスタチンという物質が抽出され、癌の薬として効果があったという事で、アメリカで10年くらい前に臨床試験をしているようです。だめだったのか、承認されたのかは分かりません。作用としては癌に繋がる毛細血管に働いて、癌細胞に行く血流を阻害して癌細胞を壊死させるとの事です。今の癌医療の最先端の研究は、免疫力で治療するということをやっています。そしてそこに免疫細胞を増やすのに、京都大学の山中伸弥教授が世界で初めて作ったips細胞を使用するという事を研究しています。この方法が成功すれば、手術は必要がなくなり、副作用もほとんどない理想的な癌治療となります。早く成功させてほしいですね。
下の写真…これがパッタナ ゴルフ クラブです。有名なパタヤの近くにあります。右端の建物がクラブハウスで他は宿泊施設になります。27ホールあり広いコースですが、各ホールは個性があり攻めがいのあるタフなコースとなっています。このゴルフ場は名前の通りパッタナさんというある会社の社長が造りました。そして各ホールのレイアウトなどは社員からのアイデアを入れているということです。もしタイにゴルフに行かれたら、ここに行けば楽しいゴルフが出来ると思います。あ、もしかしたらコースに負けてリベンジを誓うコースになるかもしれませんよ。
下の写真…この花はTHE GOLFというカッコイイ名のゴルフ場に咲いていました。この黄色の花は赤く染めれば、「アフリカアカシクンシ」になってしまうほどよく似ています。いろいろと調べたのですがこの花の名前が分かりません。でもすごく黄色が鮮やかで鮮烈な印象が残る花です。
下の写真…プラチンブリ川河畔に咲いていた華やかな花です。この花も名前が分かりません。木全体がこの花で覆われて、それは見事な眺めでした。
下の写真…枝の下の方の花は落ちてしまいました。こう見るとスッキリとした花です。上部の咲いたばかりの花は白く、しばらくすると下部の花のように黄色く色変わりするのでしょうか。
下の写真…と、この木の茂みの中で何やら動物がいる事に気付きました。リスさんでした。(参照:タイのリス)この花を食べに来ていたのです。リスって木の実ばかりでなく花も食べるのですね。
2018年10月1日 記 カメラ CANON SX260HS, SX60HS
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