タイの赤トンボ の続きです。赤トンボ以外で見たトンボを紹介します。場所は赤トンボと同じゴルフ場の池です。
下の写真…「ウスバキトンボ」です。漢字では「薄羽黄蜻蛉」と書きます。体長は50㎜で普通のトンボより一回り大きいです。でも捕獲してみると重さは軽く、体はすぐ潰れるくらい華奢なトンボです。でも逆にそれを利用して遠くに飛んで行くことが出来ます。東南アジアから日本まで飛んでくるそうです。そして産卵数が他のトンボの3倍位の2.9万個産/年(800個/日)産みます。そして1か月で成虫のトンボになります。よってどんどん増えて、8~9月にこのトンボの大集団の飛翔が見られることになります。皆さんもこのトンボの大集団をきっと目にしたことがあると思います。でも寒さに弱く沖縄、南九州を除く日本では死に絶えてしまいます。そして翌年に東南アジア、沖縄辺りから飛んできてまた大集団になります。
下の写真…日本にも似たようなトンボがいますが、調べてみてもこのトンボの名前は判明しませんでした。よくいそうなトンボなのですが。
さて前回で昆虫のエネルギー源はブドウ糖が2つくっついたトレハロースというもので、人間のエネルギー源は単体のブドウ糖(グルコース)という話をしました。そして人間の血糖値は100~200㎎/dLで昆虫よりかなり低く抑えられています。この理由は単体のブドウ糖がタンパク質と結びつきやすいということです。それも酵素なしで結合しますので、タンパク質の分子のどこに化学結合するか分からないという事です。つまりタンパク質の変成が起きて、タンパク質の元来の働きが出来なくなるという事です。そこで常時血糖値が高い、つまり糖尿病になると血管の老化、糖尿病、心臓病、癌、難聴、失明などの危機にさらされる事になります。
そして高い血糖値を抑えるホルモンはインシュリンの1種類だけです。反対に低い血糖値を上げるのはアドレナリンや成長ホルモンなど数種のホルモンが働きます。異常な血糖値の低下は生命維持に危機をもたらしますので、複数のホルモンが用意されているわけです。血糖値が高い場合は緊急時ではないので、それを下げるホルモンは最低の一つになっているわけです。そんな訳で人間の血糖値は100~200㎎/dLという狭い範囲でコントロールされているのです。もし人間が昆虫と同じトレハロースをエネルギー源としていたら糖尿病はなかったかもしれません。でもやはり何か不都合があり単体のブドウ糖にしたのでしょうね。
下の写真…このトンボも名前は分かりませんが、もう少し翅が広ければチョウトンボに似ています。
下の写真2枚…このトンボはタイワンウチワヤンマです。お尻のぷくっと膨れた所をうちわに見立てたのでしょう。でもどういう機能があるのでしょうか?下の写真の様にたまにこういう下向き姿で、トンボが止まっている時があります。この時はどういう訳か翅を下してなく、翅を立てています。つまり休むためでなく、虫が飛んでいればすぐ飛び立てるように、臨戦態勢の姿になっているのではないかと思います。
下の写真…翅を下しているこの姿はゆっくり休んでいる時ですね。草の緩やかなカーブと、トンボの真直ぐな姿が絶妙なバランスを醸し出しています。
2018年7月25日 記 カメラ CANON SX50HS
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