いよいよ暖かくなってきて、鳥さんも巣の準備に忙しいのではないかと思われます。タイでとても珍しい鳥の巣に出会いました。普通の鳥の巣は枝の上に作りますが、この巣は枝にぶら下がる鳥の巣です。しかも形が独特で徳利やビール瓶を逆さにしたような形をしています。そして鳥は下の穴から出入りします。
下の写真…2013年にこの珍しい巣の群落に出会いました。以前も別の場所で2つばかりの巣を見ていましたので、この巣の存在は意識していました。

ただこの時は鳥の数が少なく、良い写真が撮れませんでした。この後ここにあった巣は、誰かにみな取られて無くなってしまいました。タイでもこの巣は貴重で家に飾るそうです。
2014年は探してもこの巣はありません。そして2015年に上の写真の巣から1㎞くらい離れたところに発見しました。下の写真の真ん中の木の上に例の巣が6~7個ぶら下がっているではありませんか。でもこの木は道路の直ぐ横にあり、車が時々通っています。この付近はプラチンブリ川沿いの低湿地で洪水の時は道路諸共水没してしまいます。

上の写真では巣が見づらいので、下の写真のように拡大してみました。そして鳥も巣作りに忙しいようで姿をしょっちゅう見せてくれます。

下の写真…形の違う巣が3つ並んでいます。一番左は作り始めです。草の色もまだ緑です。二番目の細長い巣は、上の方は編んだ草が枯れています。ここまで長く作るのに時間がかかり、最初に作った上の方は枯れたのでしょう。でも去年の巣を使って作る場合もあるそうなので、下の青いところだけ補修しているのかもしれません。一番右はとりあえず一服で、メスが来てOKを出したら下に口を伸ばしていくそうです。

面白いことにこの木にはハチの巣があります。木に沿って細長いハチの巣とハチがいるのが分かるでしょうか。
下の写真…この鳥が巣を作っている「キムネコウヨウジャク」のオスです。メスは巣を作りません。気に入った巣を選ぶだけです。

オスが草むらから葉っぱを取ってきて、巣の壁に編み込んでいます。(右の巣)

下の写真…巣の中からも草を編み込んでいます。(左の巣)

下の写真…それぞれの巣のオスが帰って来ました。右の巣の鳥は右上にいます。


次回に続きます。巣が出来ていく過程を追っかけます。
2017年4月11日 記 p282
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