タイ料理 1

タイ料理は辛いというイメージがあります。が、本当に辛いものは20~30%位だと思っています。又この辛さは調節できますので、料理を注文するときに「ペット ニッノイ ナ」と「辛さを少しにしてね」という意味のタイ語を使います。特に辛い原因は「ピッキーヌー」という唐辛子です。この意味はネズミのフン位の大きさの唐辛子という意味で、2~3cm位の大きさで緑色です。熟してくると赤くなりますが、通常は未熟の緑色のうちに使います。

そしてそこが曲者になります。小さくて緑色、そして小さく輪切りにして料理にいれます。すると他の緑色の食材に紛れて見えなくなってしまいます。口に入ってすぐは分かりません。10秒くらいたって口の中がグワーっていうくらい辛くなってきます。もう後の祭りです。ビールを飲もうが他の物を食べようがその辛さは20分位続きます。そして鼻水を垂らしながら、料理の中のピッキーヌーを必死になって探して、排除に専念することになります。

さて、長々と辛さについて書いてしまいましたが具体的な料理の紹介に入りましょう。この写真の料理は「ヤムタクライソンクルアン」といいます。ヤムとは混ぜるという意味でこの料理は和え物です。

タクライの意味はハーブのレモングラスのことです。イネ科の植物で上の写真のスプーンの近くに丸い輪切りの茎がありますが、レモングラスの根元の部分です。レモンの草という通りさわやかなレモンの香りと風味です。実はあるゴルフ場のティーショットの土手で雑草みたいにたくさん生えていました。それをキャディーさんが引き抜いてくれて根元の一皮を向いてかじったことがあります。とても口の中は爽快でした。が?ティーショットは後悔したことを覚えています。池ポチャでした。

他に入っているものはピーナッツ、玉ねぎ、赤唐辛子、肉の味付け乾燥したもの等があえてあります。更にトッピングで上に乗っている黄色のワタのようなものは、豚肉を乾燥させて繊維方向に割いたものです。最後にその横に有名なパクチーを添えています。一番下はレタスです。味はレモン風味の中でピーナッツや乾燥肉の味が濃厚に出て美味しいですよ。パクチーに慣れるのに2~3年かかりましたが、その後は食堂でパクチーを多めに入れてねと要求するくらいでした。

上の写真は「ヤムタレー」です。ヤムはもうお分りですね。和え物です。タレーは海産物を意味します。エビ、イカ、貝です。それを玉ねぎ、赤唐辛子、パクチーで和えたサラダです。調味料は基本的にはナンプラーに唐辛子のピッキーヌーを入れた「プリックナンプラー」や「チリソース」等、色々なものを混ぜて作ります。こういったヤムの料理はさっぱりしていて、油が多いタイ料理の間に食べるとさっぱりします。

 

 

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。