物見や城 登山 1 の続きです。
下の写真…右側の三角山は甲斐駒ケ岳2967mです。今見えているところは甲斐駒ケ岳の西側斜面です。平均斜度は40度弱ありますが、東側斜面は約70度弱もあり場所によってはほぼ絶壁です。更にここからは見えませんが、南東には摩利支天という大きな花崗岩の大絶壁があり、クライミングルートもあるようです。
私の中学の先生がこの摩利支天を舞台にした小説を山岳雑誌か何かに投稿し、その小説をホームルームの時間に読んでくれたこともありました。秘めた想いの悲しい小説だったと記憶しています。
下の写真…左は仙丈岳3032mです。今は北沢までバスが行くため日帰り登山の山になってしまいました。南アルプスの女王といわれた憧れの山でしたが、今は里山みたいな感じになったような気がします。
右の山は日本で高度第2位の北岳3193mです。左の仙丈岳と並んで撮れる場所は中々ありません。
下の写真…これは白峰三山の全体です。左から北岳、間ノ岳、農鳥岳と3000mの山が連なります。高さは左の北岳が一番で、間ノ岳、農鳥岳と続きます。面白いことに頂上のトンガリ度もこの順で、北岳が一番トンガリ、農鳥岳が一番丸くなります。それは山梨県側から見るとはっきりわかります。
下の写真…更に南の3000mの山です。左のトンガリ山は塩見岳、真ん中付近は荒川岳で一番高い所は悪沢岳です。その次は赤石岳となります。ここらあたりの山はアプローチは長く、私の様な里山クライマーでは手に負えないかもしれません。
下の写真…塩見岳のアップの写真です。私はまだ登っておりません。何とか行きたいのですが、かなり気合を入れないと登らせてくれないでしょう。
下の写真…真ん中から左が荒川岳です。その中で一番左の高い所が悪沢岳(東岳)3141m、少し右が中岳3084mそしてそのすぐ右に前岳3068mです。写真右の大きな山塊が赤石岳3121mです。ここらあたりの山は太平洋の海底が西に運ばれ、盛り上がって出来た山です。
物見や城の奥にアヤメの群生地があるという事で行って来ました。5分くらいで到着です。(下の写真)山の間に小さな湿地があり、アヤメが少し咲いていました。今年は気温が低いためまだ満開にはなっていないようです。
下の写真…日照時間が多いと思われる場所ではそこそこ咲いていましたが、全体ではまだのようです。
下の写真…ジャーマンアイリスのような大ぶりの花より、この小さいアヤメのほうが好きです。
下りは登りより余裕があるせいか、登るときに気付かなかった貴重な花を発見しました。
下の写真…「ギンラン」です。絶滅危惧種に指定されています。近くを探したのですがこの2本しかありませんでした。昔はもっとたくさん咲いていた場所がありましたが、どこだったのかは覚えていません。昔は普通にいた生き物や花が、見当たらなくなっています。しかも見かけないから、なくなっていることにも気づきません。最後は気付かない沈黙の世界になっているのかもしれませんね。
なお次の記事は30日ですが、用事のため朝でなく夕方か夜に投稿します。
2017年6月28日 記 カメラ RX10 Ⅲ
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