地龍の剣35
救出の巻3 大晦日の七日前の朝、吉原の甚右衛門から使いが来た。例の件で分かった事があるから、直ぐ来て欲し…
救出の巻3 大晦日の七日前の朝、吉原の甚右衛門から使いが来た。例の件で分かった事があるから、直ぐ来て欲し…
救出の巻2 帰りの漕ぎ手は佐吉だ。お種婆さんのおにぎりを頬張りながら下って行く。三人とも川の東岸を見てい…
人攫いの巻3 さちは更に突っ込んできた。 「兄上、手紙だけではダメですよ。何か一緒に送った方が良いわ。そ…
人攫いの巻2 「お侍様、娘を助けてくれてありがとうございました。お礼の言いようもありません。」 粗末な野…
お蘭との再会の巻4 長次とお蘭が町耳目になって五日ほど後、父清之進は日本橋水運の徳次郎を呼ぶように龍之進…
お蘭との再会の巻3 次の日、龍之進は髪結床長治に出向いた。お客はちょうど居らず、龍之進は長次とお蘭に話を…
お蘭との再会の巻2 「お侍さん、先程は見事な腕前、感服いたしました。手前は水運を生業にしている日本橋水運…
お蘭との再会の巻1 道灌山に通うようになって十日ほど経ったある日、山からの帰り道、屋敷近くの伊勢町堀であ…
峰山家の秘密の巻5 その日の夕餉の後、龍之進は父に仏間に来るように言われた。油芯に灯る火が揺らめいて、漆…
明けましておめでとうございます。 本年もブログのご愛読よろしくお願い致します。 今日一日の南アルプスの様子を写…