修行の巻1 次の朝になった。皆で朝餉を食べ、龍之進の山籠もりの準備に掛かった。お菜実はお葉と下女と共に布…
「西山静山」の記事
地龍の剣11
氷川の山 見分の巻3 音吉が龍之進の息が整ったのを見て 「さて、それでは下の佐吉さんの待っている小屋に戻…
地龍の剣10
氷川の山 見分の巻2 音吉は樵も仕事の内であるから、急な坂でも平地と同じテンポで登っていく。しばらく行った…
地龍の剣9
強盗退治の巻4 「フウム、これは意外と恐ろしい剣だな。道場剣法になれている奴は勝てないだろう。」 と、佐倉…
地龍の剣8
強盗退治の巻3 名主の女房のお菜実、助けられた娘のお葉が屋敷の中に入ってきた。名主の清兵衛はお菜実に、直ぐ…
地龍の剣7
強盗退治の巻2 名主と女房のお菜実が口々に、 「龍之進様、お願いします。」 と言う声を背後に聞きながら、家…
地龍の剣6
青梅街道の巻4 翌朝、明け六つ(午前六時)に二人は起きて簡単な朝餉を済ませると、辰の刻(午前八時)には街道…
地龍の剣5
青梅街道の巻3 龍之進はしばらく黙っていたが、静かな声で言った。 「お前さんたちが、この街道で旅人を苦しめ…
地龍の剣4
青梅街道の巻2 龍之進と佐吉は追分まで二里ほど歩いてきたので、休憩場所を探していた。すると追分手前に数軒の…
地龍の剣3
青梅街道の巻1 旅立ちの朝が来た。龍之進は朝餉を終えて、箒目が付くほど掃き清められた玄関に出てきた。そこに…