知られざる大展望 笹山登山2

知られざる大展望 笹山登山1 の続きです。

下の写真…本来車で行けるはずだった天空の池付近から双児山を見た風景です。二児山(ふたごやま)の西峰は画面中央やや右のポコっとした山です。東峰はその右のなだらかな山になります。

下の写真…上の写真で天空の池のほとりに看板がありますが、これは前回にご紹介した地図が掲げられています。笹山は天空の池から二児山の反対方向、右に向かいます。所要時間50分です。

下の写真…まず最初に天空の池から中央アルプスを望みます。大変残念なことに池の土手が高すぎて、中央アルプスが湖面に写りませんでした。惜しいですね。

下の写真…これが中央アルプスの主稜線です。右の雪のある平たい茶臼山2658mから始まり左端は越百山2614mまで、直線で総距離17㎞の大縦走が堪能できます。


下の写真…牧場の草原を過ぎ林に入った所です。たくさんの木が風で倒されて道をふさいでいます。この先どうなるのだろうと不安が募ります。木を避けて道の外のコケの上を歩きますが、踏み跡は有りません。やはりあまり笹山は知られていないようです。

下の写真…倒木を乗り越えてしばらく行くと道は良くなりましたが、道の周りは倒木だらけです。道を作るとそこが風の通り道になって、強風が吹きやすいのでしょう。

下の写真…地図に休憩施設と書かれている小屋に到着です。でもここまで30分強の道のりですので休憩無く前進です。でも、あれ? 道が消えてしまいました。しかし笹薮もひざ位なので容易に前進できます。すると画面奥の笹に覆われ倒木だらけの小山が笹山でした。拍子抜けするような近さです。

下の写真…その倒木だらけの頂上から東に、塩見岳がすぐ近くに見えるではありませんか。近くで見ると岩場が多く、ゴツそうな山です。

下の写真…その笹山の広い尾根を南に50mほど行くと、素晴らしい展望が待っていました。頂上直下の東~南東斜面は笹原が広がっており、南アルプス南部の主峰がすべて見えます。山の名前はアップ写真で紹介します。

下の写真…左が荒川岳です。右は赤石岳になります。

下の写真…左は赤石岳で、右の後方にある山が聖岳です。

下の写真…荒川岳の弩アップ写真です。この荒川岳は三つの山の総称です。一番右の低い山が前岳3068mで、縦走路の中にある山です。中央の少し高い山は中岳3084mです。左の一番高い山は東岳3141mで、通称で悪沢岳と言います。これは東北東にこの山を源流とする悪沢と言う沢がありそれから命名されたのでしょう。中岳と東岳は縦走路を離れていかなければなりません。なおこの山へのアプローチは静岡県側の千枚小屋を経由して登る事が出来ます。

下の写真…この山は赤石岳3121mです。この山の私の目安は、西側斜面の日の丸です。白い旗のような雪形の中に黒い日の丸が見えるでしょう。黒い所は岩ですが、赤石岳なので赤い岩かもしれませんね。赤石岳の名前の由来ですが、その名の通り赤い石があるという事です。でも頂上にたくさんあるという事ではなく、その赤い石は赤石岳の南の谷間に流れる赤石沢にたくさんあるようです。この赤い石はチャートという二酸化ケイ素を主とした堆積岩で出来ており、赤い色は酸化鉄が混じって赤くなっているとのことです。この赤い石はこの山だけでなく悪沢岳方面でも見られるようです。

下の写真…一番遠くに見えるのは南アルプス最南端の3000m峰の聖岳3013mです。縦走路は画面左端から雪のある尾根を右側の大沢岳2820mへ行き、画面奥に南下して再度左に曲がって聖岳に至ります。

次回は南アルプス北部の展望を掲載します。

2018年5月20日 記  カメラ RX10Ⅳ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。