山のお爺さん カモシカ

2週間ほど前、山の散歩で山のお爺さんと出逢いました。今年は今までに2回出合っていますが、カメラを持っていなかったので撮れませんでした。今回はオオタカを撮るために持っていたので良かったです。山道で咲いているムラサキサギゴケの花を見ながら歩いていて、ひょっと顔を上げると10m先の林の中にカモシカがいました。カモシカは好奇心が強いのでこちらがゆったりとした動作をすると逃げません。私は止まるとカメラをゆっくり出し、ピントは手動で合わせて撮りました。ピントは自動の方が早いのですが、林の中では木や草にピントが合いがちで上手く対象物に合いません。遅い手動の方が結局早くピントが合って写真が撮れます。

下の写真… カモシカは何故か目を合わさず知らん振りをしています。

下の写真… 漸く目を合わせてくれました。ここまでで最初の写真から3分51秒です。カモシカの顔が小さく可愛く見えませんか? 目の部分が白目と黒目にはっきり見えますが、そこは目でなく目の下にある丸いマークです。本当の目はその直ぐ上の黒い部分です。何でこのマークがあるのか分かりません。それとも何かの器官なのでしょうか?

下の写真… 更に望遠を強くしてピントを合わせて撮りました。ここまでで5分9秒。こんなに長い時間相対してくれる野生動物は他にはありません。この後漸く林の奥に姿を消しました。ところで鹿の角は毎年生え変わりますが、このカモシカの角は生え変わらずこのままだそうです。

さて、カモシカの名前の由来は何でしょう。3つ程あるようですがあまりピンときません。その中の一つをご紹介すると、まだカモシカが特別天然記念物に指定される前の狩猟対象だった昔、カモシカは食料として食べる事が出来ました。その味はどんなかというと鴨の味に似ているようで、鴨の味のする鹿ということでカモシカとなったそうです。食べれなくなった今は本当かどうか確認する手立てはありません。

ところでカモシカは牛の仲間で鹿とは違います。カモシカの胃は胃袋を4つ持ち牛と同じだという事です。マー、牛の仲間なら美味しそうな気はしますが。オッと、話が変な方に行ってしまいました。名前の由来の私の推測は、カモシカの姿形は確かに鹿に似ています。この動物に遭遇した人は、「ちょっと鹿とは違うが、やはり鹿の仲間かも知れないな。」という事で、カモシカと言う様になったのではないかと思います。イヤー、全く根拠はありません。ただの妄想です。

下の写真… 5年前にもカモシカの写真を撮っていました。眺望で有名な霧訪山(きりとうやま)登山の時に出会ったのでした。このカモシカは上に比べると黒っぽい色ですが、こっちがカモシカの普通の色です。

2022年6月24日 記  カメラ SONY  RX10Ⅳ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。