冬眠から目覚めた早春の蝶

昨日は思わぬほど暖かい陽気に誘われて山の中へ散歩に出掛けました。やはり予期した通り、陽だまりの暖かな場所でチョウが舞っていました。というか待っていましたの方があっているかな。まだ寒いので蝶は陽だまりで翅を広げて温まっています。そこへ人が現れるのですから蝶は驚いて舞い上がるというのが本当のところですね。

下の写真… タテハチョウ科の「ヒオドシチョウ」です。漢字で書くと緋縅蝶という難しい字になります。縅(おどし)とは鎧(よろい)の防御板を紐や革で結び付けることです。その紐や革が赤く染められているという事です。赤い鎧を想像して頂ければこのチョウの名前が納得できると思います。

下の写真… これもタテハチョウ科で「キタテハ」です。漢字は黄立羽です。越冬が厳しかったようで少しくたびれた感があります。よく頑張りましたね。

下の写真… これもタテハチョウ科で「ルリタテハ」です。漢字では瑠璃立羽です。夏には林の中で時々見かけますが、動きが早く写真を撮らせてくれません。ところでタテハチョウは立羽蝶と書きますがこの三つのタテハチョウは翅(羽)を立てていません。花が咲いていてそれに止まる時は翅を立てて止まって蜜を吸います。これらの写真のように日向ぼっこする時は翅を開いて太陽の光を全身に浴びています。花の蜜を吸っている時は翅を立て、外敵が現れれば一瞬で飛びたつために翅を立てているのではないかと思っています。

下の写真… アゲハチョウ上科シロチョウ科のスジボソヤマキチョウです。漢字では筋細山黄蝶と書きます。飛んでいる時はモンキチョウやキチョウにそっくりで区別がつきません。止まってくれると翅の先端が尖っているので違う蝶だと気付きます。

2023年3月13日 記  カメラ SONY  WX350

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。