ヒマラヤの鳥8

ヒマラヤの鳥7 の続きです。

下の写真…ポカラのフェワ湖のボートから、湖畔の木に止まっている大きな鳥を撮りました。この鳥の名は「ミサゴ」です。大きさは55~60cmくらいで、ハシブトガラスと同じくらいの大きさです。水面をじっと見て魚を発見すると飛んでいきます。この真剣な目、気迫を感じますね。ところで「ミサゴ」という名の由来ですが、西日本のある地方ではこの鳥の事を「ビシャゴ」とか「ビシャ」と呼んでいるらしいです。これは魚を取る時に水面でビシャッという音がすることから来たようです。それが転じて「ミサゴ」になったようです。

さて「ミサゴ」の英語名は何でしょうか? 答えは [Osprey] です。アッと思ったでしょうか。そうです、日本に配備された戦闘用ヘリコプター「オスプレイ」です。皆さんも知っているように、このヘリコプターの特徴は垂直上昇して、そのあと飛行機のように飛ぶことです。見方を変えるとホバリング出来る飛行機です。それこそが「ミサゴ」の特徴です。つまり低空で水面上を飛び、魚を見つけるとそこでホバリングして、タイミングを見て急降下して獲物を掴みます。命名は上手ですが、こんなヘリコプターに襲われたら大変ですね。

下の写真…フェワ湖の湖畔の公園の大きな木にこのフクロウさんはいました。名前は「インドコキンメフクロウ」です。漢字で書くと「印度小金目梟」となります。「梟」という漢字は難しくなく、「鳥」の足の4つの点を除いたものを書いてその下に「木」を書けば出来上がりです。正に木に止まっている鳥です。この木には1羽や2羽止まっていたり、3羽も止まっていたりして少なくとも6羽はいました。

下の写真…そのうち1羽のフクロウさんが私に敬礼の挨拶を送ってくれました。この1年後にこの木を再度見に行ったのですが、公園の中まで大型の観光バスが4~5台入っていて、人は多いはガソリンの匂いはするはで、フクロウさんとは会う事が出来ませんでした。観光があまり進むと大切な自然との触れ合いがなくなります。悲しいことです。

下の写真…この鳥にはこの写真の一回だけの出会いでした。鳥の名前は「キンノドゴシキドリ」です。漢字では「金喉五色鳥」という派手な鳥です。五色鳥は緑を基調として色々な色がある少し大型の鳥ですが、滅多にお目にかかれません。ヒマラヤではもう一種類の五色鳥に出会いましたが、それは次回といたします。

2018年10月12日 記  カメラ CANON  SX60HS

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。