タイの紫の花 2

今日は紫の花の2番手です。表題の写真はノボタン科の「シコンノボタン」です。漢字で表すと「紫紺野牡丹」です。こう書くと野生の牡丹だなと思ってしまうかもしれません。「野牡丹」と「牡丹」は植物分類でも違う科になります。それぞれ「ノボタン科」と「ボタン科」になっています。私もよくわからないので、この際その違いを調べてみました。

その違いはノボタンは熱帯、亜熱帯地方が原産地になり、牡丹は中国の西北部が原産地になります。この「紫紺野牡丹」はブラジルが原産地だそうです。又、更に[野牡丹」は草、木、つるなどの種類があり、「牡丹」は低木です。でも花を見れば明らかに違いがありますね。「野牡丹」の花びらは4~5枚で、「牡丹」はご承知のように花びらは幾重にもあります。

この「シコンノボタン」は日本でも園芸品種として広まっています。ただ、寒い土地では難しいようですが。

下の写真はただの「ノボタン」です。色は少々ピンクがかり、メシベの色は黄色です。タイではこの花は野生種であるようです。この写真はタイ湾のタイ国最南端のカンボジアとの境界付近にある「クート島」に咲いていた「ノボタン」です。この「クート島」については、いつか記事にする予定です。

下の写真も「ノボタン」でタイの内陸地方で撮ったもので、花が開き始めです。遠い島に咲いていたものと全く同じだということが分かります。

今回はだいぶ四角張った内容になってしまい申し訳ありません。明日はタイで生息する「リス」について記事にします。日本のリスとはちょっと違います。お楽しみにしていてください。

2017年2月24日 記

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ABOUTこの記事をかいた人

タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。