地龍の剣41
怪しい旅浪人の巻 道灌山での大捕物の二日後は大晦日前の三十日、峰山家は大忙しだ。朝早くから餅つきの準備を…
怪しい旅浪人の巻 道灌山での大捕物の二日後は大晦日前の三十日、峰山家は大忙しだ。朝早くから餅つきの準備を…
道灌山の大捕物の巻3 一方、龍之進は切ると同時に右横の浪人に踏み込んでいた。浪人の上段からの打ち込みを…
道灌山の大捕物の巻2 「親分! 大変だ!」 と言いながら三次は浅草水神組の戸を勢いよく開け、火鉢に当たっ…
救出の巻6 一方、玄関前の山岸はもう一人の浪人に梃摺って(てこずって)いた。五十近い歳の浪人であったが重…
救出の巻5 急遽二人は部屋の外の庭で立合う事になった。山岸左門は奉行所内では一番の腕利きだった。定廻同心…
救出の巻4 次の日の早朝、龍之進と弥助は舟で向島に向かった。日本橋水運の船頭の仙蔵は水神組の舟が接岸した…
救出の巻3 大晦日の七日前の朝、吉原の甚右衛門から使いが来た。例の件で分かった事があるから、直ぐ来て欲し…
救出の巻2 帰りの漕ぎ手は佐吉だ。お種婆さんのおにぎりを頬張りながら下って行く。三人とも川の東岸を見てい…
人攫いの巻3 さちは更に突っ込んできた。 「兄上、手紙だけではダメですよ。何か一緒に送った方が良いわ。そ…
人攫いの巻2 「お侍様、娘を助けてくれてありがとうございました。お礼の言いようもありません。」 粗末な野…