「西山静山」の記事

待ちわびた春の花

今年の春は最速で訪れ、次々と花が咲いていきますね。三月下旬から四月上旬までに咲いた花の写真をこのブログに載せま…

地龍の剣41

   怪しい旅浪人の巻 道灌山での大捕物の二日後は大晦日前の三十日、峰山家は大忙しだ。朝早くから餅つきの準備を…

地龍の剣40

    道灌山の大捕物の巻3 一方、龍之進は切ると同時に右横の浪人に踏み込んでいた。浪人の上段からの打ち込みを…

地龍の剣39

   道灌山の大捕物の巻2 「親分! 大変だ!」 と言いながら三次は浅草水神組の戸を勢いよく開け、火鉢に当たっ…

地龍の剣38

   救出の巻6 一方、玄関前の山岸はもう一人の浪人に梃摺って(てこずって)いた。五十近い歳の浪人であったが重…

地龍の剣37

   救出の巻5 急遽二人は部屋の外の庭で立合う事になった。山岸左門は奉行所内では一番の腕利きだった。定廻同心…

地龍の剣36

   救出の巻4 次の日の早朝、龍之進と弥助は舟で向島に向かった。日本橋水運の船頭の仙蔵は水神組の舟が接岸した…

地龍の剣35

   救出の巻3 大晦日の七日前の朝、吉原の甚右衛門から使いが来た。例の件で分かった事があるから、直ぐ来て欲し…

地龍の剣34

   救出の巻2 帰りの漕ぎ手は佐吉だ。お種婆さんのおにぎりを頬張りながら下って行く。三人とも川の東岸を見てい…

地龍の剣33

   人攫いの巻3 さちは更に突っ込んできた。 「兄上、手紙だけではダメですよ。何か一緒に送った方が良いわ。そ…