ジャガイモは葉がほぼ枯れた後に掘り上げます。いつもはメークインとキタアカリを4月に植えて、7月終わりから8月の初めに掘ります。今年はキタアカリの代わりにニシユタカという品種を試しに植えてみました。すると葉が枯れる時期が遅く収穫したのはメークインより約3週間おくれの8月19日でした。
下の写真1- ジャガイモは根ではありません。地下茎の一部が膨らんだものです。根より太いスルッとした地下茎の先にジャガイモがあります。根は細くひげ根がたくさんついています。ニシユタカはメークインよりはるかに大きく掘り応えがあります。ただ大きい故に数は少ないです。種イモ1個から5~6個くらいでした。
下の写真2- 一番大きい芋はこの写真のように長さ約13cm横幅9cmでした。
下の写真3- 重さを計ると460gもありました。下の写真4から普通の大きさの芋が100gですので4.6倍の重さになります。
下の写真4- 普通の大きさの芋は100gありました。種イモはこの位の大きさの芋を半分に切って植えましたので、種イモの重さは約50gです。
下の写真5- 1つの種イモで一番たくさん取れた株の様子です。11個も取れました。遺跡の発掘の様な感覚で丁寧に掘って見ました。
下の写真6- 掘った溝から芋の様子を撮って見ました。これで分かる様に芋の分布は垂直方向ではなく、水平方向に展開しています。そして地表に近い部分に展開していますので、このままでは芋の一部は地表に出てしまいます。そして地表に出た部分は緑色に変色してソラニンという天然毒素が出来てしまいます。その為ジャガイモの畝は更に土を被せる土地寄せを数回して、ジャガイモが外に出ないようしています。
下の写真7- 芋を取り除いた後には皮だけになったお母さん芋(種イモ)の寂しい姿が、いや子供をたくさん育てた誇らしい姿が残っていました。
下の写真8- 11個取れた株全体の芋の重さは1.8㎏もありました。種イモが50gですので36倍の収穫量upです。なかなかのものです。食料不足の折には必ず役に立つ植物の一つになりますね。
ニシユタカをカレーに入れてみました。種類によっては煮崩れをしますがこの芋は煮崩れすることなく、味も満足いくものでした。
もしジャガイモの種イモが手に入る機会がありましたら、畑が無くとも大き目のプランターなどで作って見る事をお薦めします。手間はほとんどかからず、栽培は容易です。栽培方法はスマホでたくさんの記事が検索できます。
2024年8月24日 記 カメラ Sony WX350
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