マツタケ取りとオーブの霊

先週、9月終わりころにマツタケ取りに出掛けました。今年マツタケの発生は9月初めころと早く豊作かと思いましたが、その後続かず意外と不作の年になってしまいました。その原因は9月に入っても暑い日が続いたために、キノコが発生する20℃以下の温度にならなかったためです。それでは今後出るかというと、急激に気温が下がってきましたので適温以下になってしまって発生しにくい状態になっています。現状の小売り単価は100g8000円付近ですが、それが安くなる事は難しいと思います。

下の写真… 山に入って30分程はキノコはほとんど見当たりません。このサクラシメジがいくらかある程度です。このキノコは食べれますが、喜んで食べる程の味ではありません。

山の斜面の傾斜はきつく、だいたい40~60度位の傾斜があります。滑って転んだら下まで落ちてしまいます。スパイク付きの長靴で慎重に斜面を移動していきます。いつもならどこからかマツタケの匂いがしてきますが、今年は全く匂いがしません。少し範囲を広げて急傾斜の所に行った時、石製の50cmくらいの高さの祠がありました。かなり古そうでした。敬意を表して手を合わせました。しかしマツタケが取れる様にとは拝みませんでした。

下の写真… そして急傾斜を避けて斜め上に少し移動すると、クロカワという黒いキノコが顔を出していました。このキノコは少し苦いのですがビールと相性が良くとても美味しいです。しかし中々取れるキノコではありません。嬉しくなって周りを探すと4つ程ありました。

下の写真… 更に範囲を広げて写真の様なところをうろつきました。すると写真右上方の木の根元に茶色のキノコが有りました! ところで話は飛びますが、帰ってきて写真を見ると左上に青とピンクの丸いオーブが写っていました。この方向、左斜面10m程先に先程の石の祠があったのです。やはり霊の様なものが存在しているのかなと思っています。去年も守屋山の登山でオーブを見ています。(諏訪 守屋山登山2)この山は木花開耶姫(このはなさくやひめ)の石の祠(守屋山登山1)がありました。今回も石の祠です。やはり何かあるのかな??

下の写真… さて何があったかって? そうです、本命のマツタケです。しかも極上の上等品です。その瞬間、足が震えましたと言いたいところですが、何故か目が震えました。オ?オ!と体は一瞬動きを止め、次の瞬間ゆっくりと走り寄りました。

下の写真… 一本は地面から頭を出し始めた所です。

下の写真… 掘り下げた写真です。頭は直径63㎜、軸径は40㎜、全長13cm、重さは118gです。これ1本で1万円位になりそうです。でも売りませんが。

下の写真… もう一本は地面から頭を出し、これから傘を広げる所です。

下の写真…地面を掘り下げたところです。頭は77㎜、軸径は30㎜、全長13,5cm、重さ92gでした。

下の写真… この場所で3本取れました。総重量は242gです。家に帰って焼きマツタケが楽しみです。マツタケ料理は焼きが一番美味いですね。調味料は醤油少々のみです。アルミホイルに包んで焼きます。本体は当然美味しいのですが、最後にアルミホイルに残った汁が美味い事、美味い事。家族で取り合いになるくらいです。

下の写真… その他のキノコは取らなくて写真に撮ってきました。このキノコはお釈迦の頭に似ているというところからシャカシメジと言われています。また他には沢山生えているのでセンボンシメジとも言います。食べれますがホンシメジの方が断然おいしいです。

下の写真… マイタケの黒いバージョンで、カラスタケと言います。ちょっと癖がありマイタケほどには美味しくありません。

下の写真… 写真の向きが違うのでは? と思われると思いますがこのキノコは地面に倒れていました。これはタマゴタケと言います。昔はこんなキノコは毒だと思われ誰も口にしませんでした。最近は何故か有名になり食べれると知っている人は増えてきました。でも実際に食べる人はまだ少ないようです。本やインターなどでは美味と書かれる事が多いようですが、実際は味が余りありません。お吸い物が一番だと書かれていますが、キノコの風味より調味料の味になります。そして赤い綺麗な色はほぼなくなり白っぽい風采の上がらないキノコ汁になってしまいます。マー機会があれば試してみるのも一興です。

今年もう一度マツタケが取れると良いのですが、如何なる事でしょう?

追記 この山で新たに発見した事があります。地面を丁寧に見ていたら石の破片に何やら模様が入っているのです。どうも植物の化石の様です。次回のブログでそれをお見せしたいと思います。

2022年10月4日 記  カメラ SONY  WX350

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。