チェンライ旅行1 の続きです。
入口から山のなだらかな斜面を下りていくと、湿地帯の通路は木道になっており歩きやすくなっています。タイの色々な木や花を集めたのですが、説明が少なく良く分かりません。なかには貴重な植物もあると思いますが、どれなのか見当が付きません。
下の写真…ダリアの花がきれいに咲いていました。ダリアの原産国はメキシコで、18世紀にスペインに入ってそれから広まったようです。原産地がメキシコの高原で暑さに弱いため、このガーデンのある山の上は生育に適しています。確かに暑いバンコク付近ではほとんど見かけません。
下の写真…泉というか滝というかこのような場所があり、この周囲はなんとなく涼しかったです。ローマのトレビの泉を真似したのかもしれません。トレビの泉は彫刻の間から水が湧き出ていますが、こちらは花のすき間から湧き出ています。こちらの雰囲気の方がはるかに癒されますね。
下の写真…出るべくして出たのがランの花。胡蝶蘭(ファレノプシス)です。ピンクと紫が混じった色で目の覚めるような美しさでした。バックの古木の色と遠くのボケた緑が、存在を引き立てていてくれます。
下の写真…この花は何でしょう? 食虫植物に似ていますが違います。これもランの仲間です。名前は「パフィオペディラム ファナチカム」という舌をかみそうな名前です。似たようなランの花で日本でもアツモリソウとクマガイソウがあります。どちらも絶滅危惧種に指定されています。非常に栽培が難しいのですが、長野県の上伊那農業高校で、美ヶ原のアツモリソウの栽培に取り組んで10年目の去年に、やっと花が開くところまでこぎつけたとの事です。
あと何年かすれば、美ヶ原高原にアツモリソウが咲き乱れる光景を、目にすることが出来るかも知れません。期待しています。
下の写真…イギリスやフランスなどのヨーロッパ式の庭園です。オレンジや黄色の花はマリーゴールドです。この庭園の一番良い所は斜面にあるという事です。平地にあるより庭園の形や花がよく分かり、美しさを堪能できます。
下の写真…庭園より北西の方角を眺めた写真です。タイの北部はこのように山が多いです。そして少数民族がここかしこに住んでいます。この山の向こうはミャンマーになります。
下の写真…いよいよゴールデン トライアングル、 黄金の三角地帯に到着です。ここはタイ、ミャンマー、ラオスの国境が接している所です。この川はメコン川で、大きな中州が広がっています。正面の森はミャンマー領土です。
下の写真…黄金の三角地帯が画面中央にあります。緑がミャンマー、黄色がタイ、薄茶色がラオスです。各国の境界を流れるメコン川が右上から中央にきて右下に流れていきます。左上から中央に流れているメコン川の支流はタイとミャンマーの境界になります。
下の写真…左のちらっと見える川が、タイーミャンマーの国境になるルアック川です。画面下でメコン川に合流です。だから今見ているこの地点が黄金の三角地帯の中心地になります。昔はこの一帯で麻薬の原料のケシの栽培をしていました。ぼろ儲けできたので黄金の三角地帯という名称が付いたようです。今はタイはケシ畑はほぼ消え、ラオスではわずか残り、ミャンマーは軍事政権と結びついているため根絶できないようでしたが、民主政権になってどうなったでしょうか。
下の写真…カメラを右に90度振った写真です。メコン川と対岸のラオスです。ここは川幅が急に狭くなっています。それでも350mくらいあります。この近辺の川幅は広いところでは800mくらいあります。
2018年4月5日 記 カメラ CANON PowerShot S5 IS
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