幻の富士山(西伊豆の旅)4

幻の富士山(西伊豆の旅)3 の続きです。昨夜(15日)は深海魚料理と伊豆の地酒あらばしりを飲んでぐっすと寝ました。と言いたいところですが、寝る前にまた温泉に入ったので、体がほてって途中何度か目が覚めてしまいました。

下の写真…それでも5時過ぎには起床して、温泉に入り、仲居さんに教えてもらった富士山の良く見える出逢い岬に急行です。この輪の中に富士山が見えるそうです? でも雲しか見えません。天気予報もこういう時は当たるんですよね。幻どころではない。富士山は有りませんでした。

下の写真…その出逢い岬にあった案内板です。綺麗に分かり易く書かれた案内板です。でも言わせてもらうと、今の自分にとって一つだけひっかかる所があります。「富士山ビュースポット」とありますが「富士山 運が良ければビュースポット」と書いた方がいいのに、と愚痴っている私がいました。

下の写真…仕方ないので旅館にUターンです。途中港で皆さんが釣りをしていましたので、少し見学です。朝から釣り糸を垂れる。いいですね。でもあまり釣れた様子はありませんでした。

朝飯を食べて海岸沿いに大瀬崎まで北上です。約12㎞くらいでたいしたことはないのでのんびり行きます。早朝行った出逢い岬に再度到着です。

あれ? 何か薄くぼんやり見える。そう、富士山です。輪の中に雪をかぶった富士山がかろうじて見えます。「幻の富士山だ!」慌ててカメラを持ち出してピントを合わせました。

ところが、「あれ? ピントが合わない?」何度やっても合いません。あまりにも富士山の姿が薄くてピントが働かないのです。慌ててピント合わせを手動に切り替えて撮影です。(カメラはソニーRX10Ⅲ)それでも薄すぎてかなり苦労しました。富士山が写っているのが分かりますでしょうか?

下の写真…輪を無視して、普通に風景写真を撮りました。この写真のほうが富士山が見えやすいような気がします。ほぼ中央付近に富士山の頭だけが浮いています。

下の写真…又しばらく曲がりくねった細い道を、車でゆっくり進んでいくと、戸田と大瀬崎の真ん中にあるビュースポット「煌めきの丘」に到着です。もう富士山は見えなくなっていました。代わりに案内板の素晴らしい富士山をご覧ください。

下の写真…この展望台の下に古墳があるそうで、早速行ってみました。

下の写真…上の写真で降りていく右手にツツジが咲いていて、黒っぽいアゲハチョウが蜜を吸っていました。この蝶は「ジャコウアゲハ」です。

下の写真…古墳と言っても大きなものでなく、14号古墳とかの標識がなければきずかないくらいのものです。それでも伊豆にも古墳を作るくらいの大きな豪族がいたのには驚きました。(伊豆の人に失礼な言い方ですみません。)

下の写真…発掘した古墳です。なかなか立派な古墳で感心しました。中にあるお棺の石は平べったく薄い石で、どうやって作ったのかなと思う位にきちんとできていました。6世紀に作られた古墳で、銀象嵌を施した円頭太刀の柄頭などが出土し、文化が高かったことを示しています。

2017年5月25日 記   カメラ SONY RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。