オレンジ色の花の第2弾です。タイ名は「ドーク クラー」で、日本名は「ハナモツヤクノキ」といいます。漢字では「花没薬樹」と書きます。なんか意味有りそうな名前ですけど、この花の感じが全く出ていませんね。この木はある種のカイガラムシが寄生するそうです。そのカイガラムシの名前は「ラックカイガラムシ」です。そのカイガラムシから赤い染料が取れ、それを花没薬と呼ぶそうです。
その赤い染料の元はコチニール色素と呼ばれ、食品添加物の天然着色料としても使用されています。安全性は種々の試験で証明されているようです。この色素はインカ帝国時代から使用されていて、歴史は古いです。
さて、そういう一般的な事は置いといて、観察していると鳥たちがこの花を大好きのようです。下の2枚の写真のように鳥が食べに来ています。この花のどこが気に入っているのでしょうか。花に蜜がたくさんあるのでしょうか?少なくともカイガラムシを食べに来たのではありませんね。もしそうなら鳥さんは赤くなってしまいますよね……? 下の写真の鳥は、英名で[White-vented Myna] 、訳すと「お尻部が白い九官鳥」です。(白が見えずらいのですが)
下の写真の鳥は、英名で[Black-collared Starling] 、訳すと「黒襟ムクドリ」です。
実は上のすべての写真は、下の写真の木(奥にもう1本あります)で撮った写真です。木の下が赤いのはこの花の花びらが散って落ちたものです。ここは例のゴルフ場の7ホールロングのグリーン左脇にある木です。そして写ってはいませんが、この池の左50m位の所にある木に青ショウビンが時折止まっていました。
2017年3月13日 記
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