皆さんはバナナが大好きだと思います。でもバナナの花を見た人はあまり多くないと思います。私もそうでした。タイに行って6~7年たったころ「あれ、バナナの花ってどんなんだろう?」と思い、探し始めました。ゴルフに行くときヨーク道端を見ながら行くと、バナナの林の中に変なものが垂れ下がっているではありませんか。
そうです。これがバナナの花だったんです。「エエ~?何コレ~?」という感じです。普通の花とかなり違いますね。ヒントはヒマワリです。次の拡大写真で説明しましょう。
まず、茶色の大きな花びらがありますが、そうではありません。苞葉(ほうよう)というそうです。その苞葉の根元に白い櫛状のものが見えますが、その櫛の歯の1つ1つが花です。外側の見えている部分だけでも10本あります。この1つ1つの花の中にオシベ、メシベがあります。そしてよく見ると曲がっている所から根元の付近、わずか緑っぽい色になっています。そこが私たちが食べるバナナになります。
そして花は枯れ、一番上の写真のようにバナナの先端に黒いペラペラしたものになって、落ちていきます。さて、これで終わりではありません。次は先端の円錐状の苞葉がまた1枚開きます。すると、中にまた同じ状態の花があり、同じことを繰り返します。そうやってバナナの房が次々と出来ていきます。20房位出来るようですが、欲張って全部実らせると実は小さくなってしまうそうです。実際は途中で切ってしまい、切った花(円錐状部分)は料理に使うこともあるようです。苦っぽいらしいですが食べたことはありません。
最後は巨大バナナの写真です。初めてこんな大きなのを見ました。ある日会社にタイ人の従業員が下の写真のバナナを大事そうに持ってきました。他のタイ人も集まってわいわい言って見ています。長さは35~6cm、幅は7~8cm位ありました。タイ人も驚いている位だからホントに大きかったのでしょう。でもどんな味かはわかりません。このタイ人がまた大事そうに持って帰ってしまいました。食べたかったなー。残念!
2017年1月26日 記
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