辻斬りの巻2 丁度その頃、京橋紺屋町の仏の吉蔵親分の所に辻斬りの一報が入っていた。直ぐに吉蔵は手下の仁吉…
CATEGORY 小説 地龍の剣
地龍の剣43
一刀斎と再会の巻3 一刀斎を先頭に五人は、母屋の囲炉裏のある居間に向かった。囲炉裏では大鍋で何か煮ていた…
地龍の剣42
一刀斎と再会の巻2 飯屋を探し当て薄暗い座席に上がった。親父に飯を頼み、調理場の格子越しに親父に話し掛け…
地龍の剣41
怪しい旅浪人の巻 道灌山での大捕物の二日後は大晦日前の三十日、峰山家は大忙しだ。朝早くから餅つきの準備を…
地龍の剣40
道灌山の大捕物の巻3 一方、龍之進は切ると同時に右横の浪人に踏み込んでいた。浪人の上段からの打ち込みを…
地龍の剣39
道灌山の大捕物の巻2 「親分! 大変だ!」 と言いながら三次は浅草水神組の戸を勢いよく開け、火鉢に当たっ…
地龍の剣38
救出の巻6 一方、玄関前の山岸はもう一人の浪人に梃摺って(てこずって)いた。五十近い歳の浪人であったが重…
地龍の剣37
救出の巻5 急遽二人は部屋の外の庭で立合う事になった。山岸左門は奉行所内では一番の腕利きだった。定廻同心…
地龍の剣36
救出の巻4 次の日の早朝、龍之進と弥助は舟で向島に向かった。日本橋水運の船頭の仙蔵は水神組の舟が接岸した…
地龍の剣35
救出の巻3 大晦日の七日前の朝、吉原の甚右衛門から使いが来た。例の件で分かった事があるから、直ぐ来て欲し…