今日の紫色の花は一般の人にはほとんどお目にかからない花です。この花の名前が分かった人いるでしょうか? この花の名前は「薬ウコン」です。一般的に有名なウコンは、カレースパイスになる「秋ウコン」です。「秋ウコン」の花の色は白色で、根茎には体に良い成分の「クルクミン」が多く入っています。
そしてこの「薬ウコン」の花の色は紫です。と言いたいところですが、本当の色は黄色です。上部の紫のところは花苞といって葉の変化したものです。下部にある小さい筒状の黄色い部分が花です。
ここに掲載した写真すべてが、タイ湾のタイ領土南部に位置する小島「マーク島」で撮ったものです。タイ正月(4月中旬)のとき4日間その島で過ごしたのですが、泊まったリゾートホテルの庭の一角にありました。上の写真で分かる様に栽培でなく、自生しているように見受けられました。白い花の「秋ウコン」もちらほら見えますね。
後、ウコンには「春ウコン」「紫ウコン」があり、「春ウコン」の花はピンク色、「紫ウコン」の花は紫色です。となると「薬ウコン」と「紫ウコン」は同じ紫色ですので、若干見分けが難しいようです。しかし根茎を折ってみると「薬ウコン」はオレンジ色、「紫ウコン」は紫色をしていますので区別は容易です。因みに有効成分のクルクミンは「薬ウコン」が一番多いようです。
クルクミンは肝臓の働きを元気にします。またウコンには精油成分もあり、それも体の働きを良くするようです。
いずれにしてもこんな辺鄙な島にウコンの花園があるとは思いもしませんでした。もう一度行きたい島です。
2017年5月1日 記
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