雪の南アルプスと早春の花

1月25日は4日ぶりに晴れましたのでお散歩に出かけました。1500m以上の山は新雪を被っていました。しかし、道端には早春の花が咲き始めていました。その風景をお届けします。

下の写真… 道端の陽だまりに福寿草がそっと顔を出していました。でもまだ寒いので地面スレスレで咲いています。

下の写真… 西の空には真っ白になった中央アルプスの将棋頭山2730mが見え、山の木々は白く雪を被っています。将棋頭山の直ぐ左の鞍部には、ポツンと一軒家の黒い西駒山荘が見えますが、お分りになるでしょうか。

下の写真… 今度は東に目を転ずると、北の方に真っ白な山が見えます。八ヶ岳連峰です。右は主峰の赤岳2899m、左は阿弥陀岳2805mです。この景色はヒマラヤ山脈を見ているような感じがします。手前の低い尾根は3000mの丘で、その後ろには6000m級のヒマラヤの真っ白な岩峰が聳えている様に見えます。

下の写真… それから少し南に目を転じると、南アルプスの鋸岳2685mが見えます。この山に冬に登る人はいるのでしょうか。恐ろしい気がしますが、きっといるのでしょうね。なお、画面下部に低い尾根が横に走っていますが、そこが鹿嶺高原です。道路と山荘が見えますね。

下の写真… 鋸岳の右横には甲斐駒ケ岳2967m、最右端の山はアサヨ峰2799mです。甲斐駒ケ岳の真上にトビが舞っています。こんな瞬間は滅多にありません。反射的にカメラのシャッターを切っていました。シャッターを連続に設定しておけばもっと撮れて良かったのですが、山を撮っている時は単発ですので一枚撮れただけで充分です。

下の写真… 更に右の仙丈ケ岳3033mです。大きな山容の山です。

下の写真… 山の写真を撮り終えて歩いて行くと、道端に今度はスイセンの芽が出始めていました。出始めは黄緑色で美味しそうに見えますが、毒があるので食べられません。

下の写真… 今度は福寿草の花芽が、丸々太って地上に顔出し始めています。

下の写真… 日当たりの良い石垣の手前に、オオイヌノフグリの可憐な花が咲いていました。この小さな花は色形とも良いのに、この名前が許せませんな。何とかして改名してもらいたいものです。

下の写真… はて? 何の写真? と疑問に思われてしまいますが、中央の上に見えるカマキリの卵を撮ったものです。地面から上に30~40cmの高さに産みつけられています。言い伝えではその年の降る雪の高さに合わせて卵を産んでいるとの事です。この地でのこの冬の今までの最高積雪は10cm弱です。まだ2カ月くらい冬を残していますが、どうなるでしょうか。カマキリの予知能力に期待です。

2021年1月26日 記  カメラ SONY  RX10Ⅳ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。