幻の富士山(西伊豆の旅)6 の続きです。いよいよ最終日となりました。昨日までは余りテンションが上がりませんでしたが、思ってもいない9回裏の逆転2塁打が待っていました。そうです、富士山が真面目に姿を現してくれたのです。昨日と同じように早く起きて、曇った空を見ながら希望10%で出逢い岬に行きました。
なんと、富士山の頂上が昨日よりはっきりと見えるではありませんか。「ヤッター!!」です。表題の写真の輪に富士山が入りました。下の写真はそのアップの写真です。今度はピントも迷いません。ピッピッと気持ちよくカメラに姿が写ります。
下の写真…「葛飾北斎の波間の富士山」のような写真は撮れませんでしたが、「空に浮かぶ幻の富士山」が撮れました。しかし10分後にはこの富士山も消えてしまいました。昨日も今日も私が出逢い岬の展望台に行った時だけ富士山が現れる。なにか大きなものが存在しているような気もしますが、分かりません。出逢い岬という名も関係しているのでしょうか。
下の写真…東の西伊豆の山並みを見ると、昨日行った金冠山(写真左)の頂上は少し雲がかかっていました。
下の写真…戸田港と戸田の町並みです。大きそうに見えますが実際はこじんまりしたのどかな町です。
さて、意気揚々と旅館に帰って来ました。伊豆での最後の朝飯です。中々食事は素晴らしいです。焼き鮭は焼きたてを席に着いた後、持って来てくれました。こんなに食べるとお腹いっぱいです。
旅館の一階の暗がりにタカアシガニの生け簀(2m位)がありました。10匹ほど中をゆっくりと動いています。生け簀の真ん中からは酸欠にならないよう空気の泡を勢いよく出しています。
タカアシガニの最大のものの大きさは、足を広げると3.8m、甲羅は40cm、体重19㎏だそうです。節足動物としてはタカアシガニは世界最大とのことです。
戸田ともお別れを告げ、土肥港までやってきました。近くのコンビニで伊豆の地酒「あらばしり」があり、早速買ってきました。帰ってからの晩酌が楽しみです。お土産というものは余裕があれば、なるべく買う様にしています。いままで何度も「ああー、買って来ればよかったなー。」という経験をしていました。
ふと、岸壁の下を覗いてみました。緑色の綺麗な海藻が付着しているではありませんか。私は海なし県に住んでいますので、海に関してはなんでも感激してしまう癖があります。海水も透きとおってとてもきれいでした。小魚も泳いでいるのでしょうが、波があり良く見えません。
また、「ボーー」という汽笛と共に出向です。「西伊豆よ、さようなら。又来るよ。」「幻の富士山、ありがとう。」
7回にわたり、幻の富士山(西伊豆の旅)の愛読ありがとうございました。次回は里山の日帰り登山についての記事を送る予定です。
2017年5月31日 記 カメラ SONY RX10Ⅲ
次回の旅の記事 北陸の旅 黒部渓谷鉄道
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