暫く投稿がストップしていました。パソコンが不調で11月8日に修理に出し、昨日22日に修理完了しました。その間に大事な出来事が一つありました。部分月食ですが、皆既月食に近いという事です。今まで天体の写真経験は少ないので、今回は少し準備して撮影に挑みました。しかし私の使っているカメラは受光素子が小さいため、フルサイズのカメラの様に上手く撮れませんが、ご勘弁の程を。
下の写真… 夕方5時半頃の東の空です。ようやく雲間から月が抜け出てきました。このカメラはキャノンのG1XM2で、撮像素子は1.5型(18.7x14mm)です。フルサイズの撮像素子の大きさは36x24mmですので、面積は約30%ほどになります。因みにスマートフォンに使われる一番小さなサイズの撮像素子は1/3型で、面積はフルサイズの2%しかありません。
そして撮像素子は小さな受光素子から構成されています。今は普通に2000万画素と言って2000万個の受光素子から出来ています。同じサイズの撮像素子でもこの画素数が違うと性能に違いが出て来ます。例えば1000万の画素数だと画像の精密さが少し荒くなります。ただ通常の使用では違いは殆どわかりません。長所は1つの受光素子の大きさが大きくなる事で受光する光量が多くなる事です。そのため星の撮影では、微かな光を捕らえる事が出来、星の写真を撮る事が可能になってくる事です。G1XM2の画素数は1300万ですので、星が撮りやすくなるという訳です。
下の写真… 夜6時過ぎの夜空です。星も一緒に撮ろうと思ったら、月の月食のところが消えてしまいました。星を撮るための設定が、月食の月に対しては光量が充分過ぎて月全体が満月の様になってしまいました。処で月のすぐ左上に、いくつかの星が集まっているのが見えるでしょうか? この星たちはスバル(昴)と呼ばれています。この月食にスバルが顔を出してくるとは思ってもみませんでした。
下の写真(追加)… スバルの拡大写真です。画面中央に明るい星が8個くらい集まっています。
下の写真… 月だけを狙ってソニーのRX10Ⅳで撮りました。三脚を使っているのですが、ややぶれています。シャッターを押した時の振動が伝わってしまいました。やはりリモートスイッチは必需品ですね。
2021年11月23日 記 カメラ CANON G1XM2, SONY RX10Ⅳ
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