タイの田舎のゴルフ場の土手にあった時計草です。時計草は種類が多く500種くらいもあるようです。その中でこの花は「クサトケイソウ」(草時計草)といいます。時計草の名前の由来は、花の中央のメシベが3つに分かれていて、時計の時針、分針、秒針のようだという事のようです。2枚目の拡大写真の方が分かり易いです。
この花を見つけた時は、草むらの中の艶やかな姿にちょっと驚かされました。下の写真の一番左下に半分しか写っていませんが、これは花の咲く前の蕾です。ちょっと見はクリのイガの若い時のようです。ただ痛いかどうかは触ってないので分かりません。そして写真の左下でつるが絡んでいるのでつる植物と分かります。
この時計草はあまり触る気がしなかったのですが、実が食用になる「クダモノトケイソウ」(果物時計草)があります。この果物は「パッション フルーツ」といいます。南方系の果物なので日本ではあまり馴染みがないと思います。感じとしてはザクロに似ていますかね。中はピンクではなく透明な黄色のゼリー状の粒々な実が入っています。タイでも市場で見かけたことがありましたが、その時は何の果物か分からず買を見送ってしまいました。
ところで時計草の英名はpassion flowerで,その果物という事でpassion fruitという名前だという事です。しかしpassion flowerは「情熱の花」という意味でなく、「キリストの受難の花」という意味を持っているそうです。西洋人の思考は日本人のそれとはかなり違いますね。ちょっとした事ですが、深い所でお互いを理解するのはかなり難しいのかな。
2018年7月4日 記 カメラ CANON SX50HS
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