黒色の鳥の第3弾です。大型の鳥で種類は「カワウ」です。漢字では「川鵜」と書きます。ただ普通の川鵜は嘴の元が黄色をしています。この写真の川鵜は黄色ではありませんので、英名で[Little Cormorant]という小型の55cmくらいの川鵜です。あ、Cormorantは「鵜」のことです。日本名は「アジアコビトウ」です。
頻繁に見かけるわけではありませんが、1年で4回ほど見ました。この川鵜は池の中の木や池の端の木に、存在感たっぷりにいますので見逃すことはありません。足にはしっかりした水掻きが付いています。
3枚の写真(上1枚、下2枚)を見て気づくことありませんか。たまにはクイズも楽しいかもしれません。考えてみてください。答は下に書きます。
解かったでしょうか?
答えはどの写真の川鵜も羽を広げているということです。正解でしたでしょうか。どうしてかというと川鵜の羽には普通の水鳥より油分が少ないそうです。それで水の弾きが少なく、魚を取った後は濡れた羽を広げて乾かす必要があるそうです。でも水鳥なのに何で油分が少ないんでしょうね?
下の写真は羽を畳んでいます。たぶんおなか一杯になって、一休みしているところでしょうね。
日本では川鵜は、自然環境の悪化で一時3000羽以下になりました。そこで保護政策が取られて増えはじめ、今では15万羽にもなったそうです。しかし増えすぎてアユを食べてしまったり、糞公害で環境悪化になっているようです。鹿と同じですね。でも川鵜も鹿も悪意があるわけではありません。それだけの数の生き物を受け入れる自然がなくなったためだと思います。
2017年3月14日 記
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