2025年 出会った昆虫たち②

①に続き更なる昆虫たちに出会います。すべて7月下旬に出会った昆虫たちです。

下の写真ー ミスジチョウです。家の回りでよく見かけます。食草はカエデ類ですが周りにはあまりカエデは有りません。別の植物を食べているのでしょうかね。

下の写真ー あまり見かけない昆虫だと思います。コメツキ虫の一種のヒゲコメツキです。体長は25㎜程度です。コメツキ虫とは触るとパチンと弾ける虫です。米搗きの動作に似ているという事で名付けられたようですが、いまいちピンと来ません。手指を使い過ぎてなるバネ指がありますが、その感覚の方がぴったり来ます。これに罹った指は握った後開こうとすると素直に開かず、少し力を入れるとパチンと開きます。バネがピョンと跳ねた感じです。もっともバネ指になったことがない人には分からないでしょう。いずれにしてもこの立派な髭がこの虫の売りですね。

下の写真ー お馴染みのカブトムシです。でもなんか雰囲気が違いませんか? 胴体はボコボコと穴を開けられています。立派なツノも先端が半分欠けています。たぶん樹液をめぐってクワガタムシと争った時の傷でしょうね。人で言えば戦場で激しく戦い傷ついた勝者の甲冑武者がホッとして食事をしている、そんな感じですね。自然界は事の他厳しそうです。

下の写真ー この木の下の方では別のカブトムシがカナブンと仲良く食事中です。カナブンは小さいのでカブトムシの邪魔にならず争いが起きないのでしょう。でもこのカブトムシにもクワガタムシとの戦いの跡が残っています。

ところでメスのカブトムシには傷があるのを見た事ありません。これはツノが無いためだと思います。オスはツノがあるため樹液を吸うには前で吸っているカブトムシやクワガタムシを退かさなければ口が樹液に届きません。クワガタムシのオスもしかりです。つまり武器を持っているため口が樹液に届かず、その武器を使わなければ樹液を吸う事ができなくなります。メスは武器が無いため他の昆虫を退かす必要がなく、皆で樹液を平等に吸えるため争いが起こりません。こう考えると武器を持つ意味は何か考えざるを得ません。人間世界はこの事をよーく考えた方が良いのではないかと思いますが。

下の写真ー 他のクワガタムシより見つけにくいミヤマクワガタです。木の傷から出る樹液を一心不乱に吸っています。カメラを近づけてもピクリともしません。子供の頃なら慌ててミヤマクワガタを捕りますが、今は撮るだけで満足です。

下の写真ー ウスバカミキリです。体長は45㎜程度です。これも樹液に引き寄せられる虫です。

下の写真ー これもカミキリ虫でアオスジカミキリと言います。

下の写真ー キリギリスの一種のヤブキリです。小さい頃これと似た仲間のスイーチョンと鳴くウマオイの声が夜聞こえてくると、懐中電灯を持って外に捕まえに行ったものです。

下の写真ー オオゾウムシです。この昆虫は動きが少なく、一寸いじるとコロッとひっくり返って死んだ真似をします。また体の殻は硬く手でつぶす事は出来ません。潰れる時はバリっと音がするくらいです。先端の象の鼻ににた部分は口でカブトムシと同じように樹液を吸って生きています。まあ面白みに欠ける虫ですが、これを飼育する方もいるようです。

2025年9月14日 記  カメラ OLYMPUS TG-2

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。