今年は夏が長く秋が詰まってしまいましたが、ようやく本格的な寒さが来て紅葉も盛りです。近所を散歩して紅葉を楽しんできました。
下の写真ー 空の青、黄と赤の紅葉、常緑樹の緑の4色カラーです。こんな総天然色の姿を見れるのは365日のうち5日ぐらいでしょうか。白黒の写真は味がありますが、色をテーマにした写真はカラーでなければだめですね。
下の写真ー 最盛期の紅葉です。「ワー、綺麗!」とか「オー、スゲー!」とか言葉が出てしまいます。
下の写真ー 紅葉始まりの黄色のカエデです。数日後の艶やかな姿が想像できますね。
下の写真ー 森の中の暗がりに一本の楓があります。その一枝に日が当たり艶やかなオレンジ色が浮き上がっています。この場合の感嘆詞は「オ、美しいー!」でしょうか。
下の写真ー 赤い枝と黄色い枝の混合も素敵ですね。
下の写真ー 楓の下の地面には今年1年の役目を終えた枯葉が横たわっています。葉っぱに心があるなら今の心は悲しみなのか充実感なのか? この葉っぱたちもやがて朽ち果て養分となり木の根に吸収されていきます。次はまた葉っぱになるのか幹の一部になるのか分かりませんが、木を成長させていきます。自分は朽ち果てる事によって次世代を生かしていきます。人間の営みも同じですね。朽ちる事は決して悲しみではありません。でも紅葉の様に最後は皆を楽しませてあの世に行きたいものです。少なくとも周りの人を苦しませて逝きたくはありません。
下の写真ー ドウダンの一枝に赤と緑の葉が同居しています。外側の葉は寒さに当たりやすいので先に紅葉したのでしょうね。でも全部赤よりこの方が趣があります。世の中も似たようなもので、ほとんどの人が赤、または緑という様になったらきっと面白くないと思います。違うことを排除するのではなく、お互いを引き立て全体で調和が取れるようになるのがより良い姿だと思います。
下の写真ー この写真は10日ほど前に近所の1100mの山に登って撮ったものです。頂上が花崗岩で白い甲斐駒ケ岳と青い空、赤い紅葉と緑の松。本当は甲斐駒ケ岳に雪があれば言う事は無いのですが、その頃には紅葉は枯れ落ちてしまいますのでかなわぬ夢です。マー、人生はかなわぬ夢ばかりの様な気がしますが………。
2024年11月23日 記 カメラ SONY RX10Ⅳ、Pana GF10W
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