タイでも鉢植えは結構盛んです。多くの家の前に色々な鉢植えが置いてあります。その代表的な花の一つを紹介いたします。「ハナキリン」です。漢字では「花麒麟」で、タイ語では「ポーシアン」といいます。サボテンの様な多肉植物ですが、サボテンではないそうです。この植物はマダガスカルが原産地です。綺麗に可愛くまとまった花ですね。ファンが多いのもうなずけます。
実は赤く見える花びらは苞葉(花の蕾を包んでいた葉)で、2枚で花を包んでいます。花はその中心の色が濃い部分です。
ウィキペディアによると、キリストが冠せられた茨の冠がこの植物であったという伝説があるそうです。本当ならマダガスカルと中東地域に大昔に交流があったという証拠になりますが、どうなのでしょうか?
花キリンは江戸時代に日本に入ってきたそうです。暖かい地方では生育もよく、花が長い期間楽しめるようです。もちろんタイでは問題なく、管理が楽で花は一年中咲きます。それが鉢植えに向いているのでしょう。ここに掲載した写真は、すべて例のゴルフ場の一軒しかない茶店で鉢植えにしているものです。
この棘(とげ)は、葉が枯れ落ちた時に残ったものが棘になるそうです。美しいものには棘があると言われますが、花キリンに関してはそうですね。更に恐ろしい事に毒もあるそうです。この棘だらけの茎を切ると白い液が出るそうですが、それに毒成分があり、手で触ること禁止のようです。
2017年3月18日 記
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