ヒマラヤ ゴーキョトレッキング7-2

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング7-1 の続きです。

下の写真…登山道は山腹に沿って曲がりくねっています。山腹の波の凸の先端は見えているのですが、道は大きく左に曲がっていきます。なんとももどかしいのですが仕方ありません。右手の山は名もない5000m級の山が連なっています。日本では1000m級位の山の感じです。ここの標高が3800~3900m位ありますので。

下の写真…道は曲がりくねって時間がかかりますが、悪いことばかりではありません。山腹の凹んだ部分は風当りが弱く陽だまりになっていて、ヒマラヤリンドウの群生も多く見られます。この写真はそういった群生の一株です。薄い青と白のグラデーションが見事で、お互いの色を引き立て華やかな感じになります。この花の正式名は「ゲンティアナ・デプレッサ」といいます。

下の写真…上の写真のように正面から撮ったのでは面白くありません。斜め横から撮ってみました。立体感が出て何やら動きのあるような感じの写真になりました。

下の写真…そのヒマラヤリンドウの咲いている道端の斜面の上を見上げると、ご覧のように凄い急角度の景観です。この左手サイドもすぐ上には5000m級の山が聳えています。

下の写真…だいぶ高度を上げてきました。後ろを振り返ると、タムセルク6618m右とカンテガ6783m左が手をつないで、大きな山容を見せています。画面下に見える村はポルツェです。

下の写真…谷の対岸の山です。右手の山は5000m級で、地図には名前も載っていません。右の山は日本だったら「大槍ヶ岳」なんていう名前が付いたかもしれませんね。

下の写真…チョーオユー8201mの右の尾根も見えてきました。ここから約30㎞離れているのに、中々見ごたえがあります。少しアップで撮ってはいますが。

下の写真…ついでにチョーオユーを弩アップで撮ってみました。画面中央の雪のついてない岸壁を見ると、ここも地層が見られます。ここも海底だったという事ですね。するとこの山の向こうのチベットが大昔の海岸になるのかな?

下の写真…これもヒマラヤリンドウの一種です。紫が少し混じった青で、深みを感じる色です。このリンドウは「ゲンティアナ・ミカンス」といいます。写真のようにこの花が5~6本以上咲く群生は圧倒的に少なく、なかなかお目にかかれません。大概数本で咲いています。主に4000m付近で咲いていました。

下の写真…ドーレ4110mに到着です。時刻は10時50分で、約3時間のトレッキングでした。支流の川沿いの開けたところにあり、開放感があります。

下の写真…まだ時刻が早いためロッジにお客さんはほとんどなく、昼食はゆったりと出来ました。注文はネパール国民食のダルバート500Rs(約550~600円)です。左のお椀は豆スープです。ご飯にカレー味の野菜炒め、せんべい?、そしてレタス2枚です。ここではレタスは寒すぎて出来ないので、多分ヤクの背中に載せられて、はるばる下から運ばれてきたものでしょう。

2018年1月8日 記  カメラ RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。