CATEGORY 小説 地龍の剣

地龍の剣14

   修行の巻3 楽しい魚取りも終わり、音吉とお葉は七匹のイワナを持って屋敷に帰って行った。龍之進は一人で小屋…

地龍の剣13

   修行の巻2 本仁田山の大休場尾根の広場の小屋に戻った龍之進は、先ほどお葉が作ってくれたご飯と味噌汁を腹八…

地龍の剣12

   修行の巻1 次の朝になった。皆で朝餉を食べ、龍之進の山籠もりの準備に掛かった。お菜実はお葉と下女と共に布…

地龍の剣11

   氷川の山 見分の巻3 音吉が龍之進の息が整ったのを見て 「さて、それでは下の佐吉さんの待っている小屋に戻…

地龍の剣10

  氷川の山 見分の巻2 音吉は樵も仕事の内であるから、急な坂でも平地と同じテンポで登っていく。しばらく行った…

地龍の剣9

  強盗退治の巻4 「フウム、これは意外と恐ろしい剣だな。道場剣法になれている奴は勝てないだろう。」 と、佐倉…

地龍の剣8

  強盗退治の巻3 名主の女房のお菜実、助けられた娘のお葉が屋敷の中に入ってきた。名主の清兵衛はお菜実に、直ぐ…

地龍の剣7

  強盗退治の巻2 名主と女房のお菜実が口々に、 「龍之進様、お願いします。」 と言う声を背後に聞きながら、家…

地龍の剣6

  青梅街道の巻4 翌朝、明け六つ(午前六時)に二人は起きて簡単な朝餉を済ませると、辰の刻(午前八時)には街道…

地龍の剣5

  青梅街道の巻3 龍之進はしばらく黙っていたが、静かな声で言った。 「お前さんたちが、この街道で旅人を苦しめ…